NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/10/2


南方古墳群 Minamikata-kofun-gun 

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 南方古墳群は宮崎県延岡市にある古墳。水郷の市といわれる延岡市の代表的な川「五カ瀬川」の流域に存在する。国の指定史跡である。
 古墳時代、3世紀から4世紀にかけて作られたものと考えられている。延岡市では県の史跡指定も含め120基ほどの古墳が確認されている。
 古墳には「前方後円墳」「円墳」「方墳」など様々な形が存在する。「南方古墳群24号」では、前方後円墳で「横穴式石室」を有しているのが特徴である。また「37号」では、墳丘はないものの、家形石棺が露出している市内では唯一の古墳である。
 延岡城のそばにある「内藤記念館」では南方古墳群の出土品が展示されている。
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2007/8/16


国見ケ丘 Kunimi-ga-oka Kunimigaoka Hill

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 国見ケ丘(くにみがおか)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある標高513mの小高い丘である。
 神代の昔、神武天皇の孫にあたる建盤竜命(たていわたつのみこと)が九州統制の折り、この丘に立ち、明け暮れに国見をした事から、国見ヶ丘と呼ばれるようになったと伝えられる。
 国見とは、秋の豊穣にかかわる呪的景物を見て、豊穣を祝する儀礼である。
 丘からは、西に阿蘇の五岳、北に祖母の連山、東に天香具山、高天原、四皇子峰や高千穂盆地、眼下に五ヶ瀬川の渓流が見渡せる。
 一〇月上旬~一一月上旬ごろの早朝は、冷え込んだ朝に発生した霧が高千穂盆地やとりまく山々の間に沈み、まるで真綿を敷き詰めたように盆地の集落を覆い隠す。足もとからわき立つ雲海の眺めは、大変に素晴らしい。
 国見ケ丘は、美麗な眺望と幽玄な雲海を持つ場所である。
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2007/1/12


魚垣 Nagaki Nagaki Fishing Enclosures

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 魚垣(ながき)は、沿岸に石を積み上げ垣としたもので、潮の干満を利用した漁法である。
 石垣よりも海面が上にある時に魚がこの内側に入り、干潮と共に海面が石垣よりも低くなると、魚は逃げ場を失い面白いように捕獲出来るという仕掛けになっている。
 沖縄・九州のほか、ポリネシア、東南アジアなどでも見られる漁であるが、日本では現在、特に沖縄の伊良部島・佐和田の浜と、小浜島の南岸が代表的である。
 特に小浜島のものは、幅12m、長さ1200mにも及ぶ世界最大級の魚垣である。昔、琉球国王に仕えた島出身の女官のために築いたと言われている。
 長い年月が経って、多くは崩れてしまったが、今も利用されているものもある。魚垣は、遊び心をくすぐる伝統の漁法である。
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2007/1/11


与那国 Yonaguni Yona Country

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 与那国(ヨナグニ)は、かつて沖縄県西端の与那国島にあった独立国である。
 現在、確認されるもっとも古い遺跡は、トゥグル浜遺跡である。遺跡は、先島石器時代後期に相当すると考えられていたが、最近になって約4400年前のものであるとわかった。
 この遺跡から土器は出土していないが、遺物から、無土器文化の様相を伝える遺跡ではないかとも言われる。近年は海底遺跡も発見されており、関連も注目される。
 その後与那国の歴史は判然としないが、11世紀には台地上に集落が形成される。14世紀に琉球の有力者が海上交易を始めると、その中継点として訪れた人々によって文明化されたと思われる。
 女首長サンアイ・イソバの統治下、1522年、琉球王朝の支配下に入り、与那国は消えた。
 失われた国与那国の歴史には、今でも大きな謎が残されている。
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久米島海岸の畳石 Kumejimakaiganno-Tatamiisi The Tatami Rocks of Kumejima Island Beach

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 久米島海岸の畳石は、沖縄の奥武島にある、面白い形をした岩が均等に並んでいる海岸である。
 久米島の東に位置する周囲4kmの小さな離島、奥武島の南側には直径1m〜2mの五角形・六角形の奇石群が存在する。平滑な石が畳のように敷き詰められた様から畳石と呼ばれている。一見すると、亀の甲の様にも見える。
 奥武とは、風葬地の離れ島の意味であり、元は無人島であった。
 この島は基本的にはサトウキビなどの畑しかない。唯一の見所が畳石海岸である。ここは海水浴場にもなっている。
 岩ひとつの大きさは直径1mくらいで、全体でおよそ千個あるといわれている。この石群は溶岩が冷え固まる時に冷却面に対して垂直に割れ目が走ってできる柱状節理で、これだけ広がりのある場所は全国的にも珍しい。
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2007/1/10


コマカ島 Komaka-tou Komaka Island

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 コマカ島は、沖縄県知念村沖に浮かぶ、白い砂浜に囲まれた周囲800メートルの無人島である。
 マリンスポーツはもちろん、波打ちぎわでもカラフルな熱帯魚がたくさん泳いでおり、海水浴、ダイビング、シュノーケリング、夏場はキャンプに利用する人も多く満天の星空を見ることができる。
 五月下旬から秋にかけては、渡り鳥のアジサシ (海鳥)がやってきて産卵し子育てするほほえましい姿も見られる。
 島を一回りすると、近くに久高島、津堅島が望める。遠浅の海がどこまでも続き、海岸を歩いても15分くらいあれば一回りが出来るくらいの小さな島である。
広い海の上になんとも可愛らしくいポッカリ浮かんでいるさまは、まるでおとぎの国の絵本から抜けでてきたようである。
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