NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/7


ビシャゴ姉妹岩 Bishago-shimai-iwa Bishago Sisters Rocks

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 大分県の岬、佐賀関には、関崎という景色のよいところがあり、南側には「日本の渚百選」にも選ばれている風光明媚な海岸、黒ケ崎がある。その海岸から眺める海の景色に趣を添えるのが、大小ふたつの岩がしめ縄でくくられている「ビシャゴ姉妹岩」だ。黒ケ崎のシンボル的存在となっている。
 ビシャゴ姉妹岩は、「海女伝説」で有名。遠い昔、神武天皇東遷の際、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が佐賀関の関崎沖で神剣を失い、大ダコが守っていたのを、この地の海女、黒砂(いさご)・真砂(まさご)姉妹が命をかけて取り返して助けた。その翌日、激しい雷雨で大岩が裂け、ふたつの岩となったというものだ。ビシャゴ姉妹岩には、この姉妹が祀られている。
 ここから上る初日の出が有名で、毎年元旦の朝には近隣の人々が大勢訪れる。
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2007/1/25


日生の海 Hinase-no-umi The Sea of Hinase

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 岡山県日生(ひなせ)町は、魚が美味しく釣りもできる、海の恵み豊かな土地として関西近辺の人々にお馴染みの海の町。
 日生の港の一番の名産は牡蠣。岡山県は牡蠣の養殖で宮城、広島に次いで生産量第三位なのだそう。日生町漁協の魚市場「五味の市」では、早朝に水揚げされた魚が市価より格安で手に入る。どれも獲れたての新鮮さで、町の人はもちろん観光客にも大人気。特に牡蠣は大きくて甘いと評判、その場で焼いて食べることもできる。
 日生の港に揚がる魚種が豊富なことから付けられたという「五味の市」の名前の通り、ここではほかにも様々な魚が手に入る。エビ、石ガニ、シャコ、イイダコ、キス、数え切れないほどの種類の海の幸を楽しめる。朝9時頃から市が立つが、売り切れたら店じまいなので早めに足を運びたい。
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2007/1/24


舳倉島・海女 Hegurashima・Ama Hegura Island and the Ama

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 能登半島の北の海上、約四八キロメートル先にある、絶海の孤島。激しい荒波を受けてその海岸は複雑な入り江や絶壁を持つ。標高約十三メートル。周囲は約五キロメートル。歩いて約一時間ほどの小さな島である。
 かつては夏の漁が行われる時期だけ、対岸の輪島から漁民が移住していたが、今は定住者も増えている。
 海流や地形の関係で、古来から絶好の漁場であり、特に海女による漁は万葉集にも謡われている。
 今もその様子は変わりなく、夏、磯において、たくさんの海女が海に潜る姿を見ることができる。実は、漁業のほとんどが海女によるもので、アワビ、テングサ、ワカメ、サザエが主な獲物である。
 また、日本と大陸を往復する渡り鳥にとってはよい休憩所となり、日本ではここでしか見ることができない鳥も多い。バードウォッチングの日本有数の名所。
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2007/1/22


三重 海女さん Mie Amasan Mie Women Divers

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 三重県には、昔から素潜りで海産物を獲ってくる海女さんが多くおり、海の風物詩となっている。
 終戦直後、三重県の鳥羽・志摩地方には6000人以上の海女さんがいたという。
 その後は漁業資源の減少、価格の低迷、過酷な労働条件などで後継者が現れず、高齢化が進み、今では1300人程となってしまった。
 海女さんが狙う獲物は主に鮑、サザエ、ナマコだが、熟練の技を持つ、ほんの数人の海女さんは、伊勢えびを傷付けず捕獲する事が出来る。
 海女さんが行うこの漁法は、乱獲を防ぐ効果もあり、現代でこそむしろ重宝する方法である。
 三重の海女さんというのは、今を生きる伝統漁法の伝達者であるといえよう。
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2007/1/11


与那国 Yonaguni Yona Country

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 与那国(ヨナグニ)は、かつて沖縄県西端の与那国島にあった独立国である。
 現在、確認されるもっとも古い遺跡は、トゥグル浜遺跡である。遺跡は、先島石器時代後期に相当すると考えられていたが、最近になって約4400年前のものであるとわかった。
 この遺跡から土器は出土していないが、遺物から、無土器文化の様相を伝える遺跡ではないかとも言われる。近年は海底遺跡も発見されており、関連も注目される。
 その後与那国の歴史は判然としないが、11世紀には台地上に集落が形成される。14世紀に琉球の有力者が海上交易を始めると、その中継点として訪れた人々によって文明化されたと思われる。
 女首長サンアイ・イソバの統治下、1522年、琉球王朝の支配下に入り、与那国は消えた。
 失われた国与那国の歴史には、今でも大きな謎が残されている。
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2007/1/10


残波岬 Zanpamisaki Cape Zanpa

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 残波岬は、沖縄県読谷村(よみたんそん)の北端に突き出た岬である。高さ30mの断崖が2kmに渡って続いている。
 灯台は、1974年に設置、点灯された白色塔形コンクリート造りで、灯塔高は30mと高い。
 かつては航海の難所だったといわれるだけあって、周辺の海は波が荒く、崖壁に当たって砕け散る白い波しぶきは豪快そのもの。ダイビングや釣りのスポットとしても人気が高い。
 岬の先端からは慶良間諸島や伊江島が望め、特に夕暮れ時の景観が美しい。
 岬の手前には、残波岬いこいの広場が整備されており、7mの巨大な残波大獅子がランドマークとして訪れた人々を迎えてくれる。
 海の青に白い灯台がコントラストを成し、東シナ海に沈む夕日は、素晴らしい眺めである。
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コマカ島 Komaka-tou Komaka Island

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 コマカ島は、沖縄県知念村沖に浮かぶ、白い砂浜に囲まれた周囲800メートルの無人島である。
 マリンスポーツはもちろん、波打ちぎわでもカラフルな熱帯魚がたくさん泳いでおり、海水浴、ダイビング、シュノーケリング、夏場はキャンプに利用する人も多く満天の星空を見ることができる。
 五月下旬から秋にかけては、渡り鳥のアジサシ (海鳥)がやってきて産卵し子育てするほほえましい姿も見られる。
 島を一回りすると、近くに久高島、津堅島が望める。遠浅の海がどこまでも続き、海岸を歩いても15分くらいあれば一回りが出来るくらいの小さな島である。
広い海の上になんとも可愛らしくいポッカリ浮かんでいるさまは、まるでおとぎの国の絵本から抜けでてきたようである。
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