NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/23


御宝田遊水池 Gohouden-yuusuichi 

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 御宝田遊水池(ごほうでんゆうすいち)は、長野県安曇野市明科中川手の犀川(さいがわ)河川敷にある人口池である。
 遊水池とは、周りの土地を守る為、洪水時に河川の流水を一時的に氾濫させる、人工的に作られた場所を指す。
 御宝田遊水池では、毎年10月下旬に多くのコハクチョウが越冬の為に飛来している。
 北アルプスにある標高2857mの常念岳を背景に、白鳥の舞う姿が美しく、競って多くの写真家が集う事で知られている。
 多くの白鳥が、昼間は穂高町狐島へ行っている為、昼間ここを訪ねても数える程の白鳥の姿しか見られないが、夕方には雪を戴く常念岳を背景に白鳥が数羽のグループでやってくる。
 御宝田遊水池は、白鳥だけでなく鴨も多く見られる、雪を戴く常念岳との調和が美しい冬の景勝地である。
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2008/2/1


野付半島湿原 Notsuke-hantou-shitsugen Notsuke-hanto Wetland

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 北海道の北東の先、平仮名の「つ」の字のような形状の野付半島は、付け根から先端までの距離が約28kmある日本最大の砂嘴(さし)である。
 高さがなく、平坦な砂浜と湿地が延々と続く。野付半島湿原と呼ばれる湿地には荒涼とした自然そのままの景観が広がる。かつてこの半島には、森林が広がっていたが、地盤沈下と海水の浸食によって枯死し、トドワラやナラワラにその姿を変え、現在も風化は進んでいるという。
 内湾には干潟ができていて、魚貝類、甲殻類などの生物が多く生息している。また、春と秋には渡り鳥が飛来し、オオハクチョウやガン、カモなどの重要な中継地となっている。
 平成一七(2005)年にラムサール条約に登録され、その生態系を守るために保護されている。
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2007/12/7


礼文滝 Rebun-daki The Rebun Waterfall

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 北海道の稚内の西の日本海に浮かぶ礼文島。その西南の海岸にある礼文滝は日本最北の滝の一つである。観光コースにも組込まれず、秘境の滝といわれる。
 島の東南にあるフェリーターミナルから、礼文林道を北へ進み、途中西側へ方向を変える。途中の小川のせせらぎや、礼文島で一番最初に花が咲くお花畑は、滝へ向うことを忘れそうにさせる素晴らしさだ。渓谷に咲く花々を満喫しながら、足元に注意して、急斜面を下り、沢に沿って進むと、島の西海岸に辿りつく。そこで見上げる礼文滝は一層感慨深い。
 海岸に向かって落ちる落差20mの大滝から、時にはカモメが飛び立つ姿を見る事ができるかもしれない。水量の変化はあるものの、決して枯れることはなく、礼文島の水の豊かさを物語ってくれる。なお、海岸沿いの道は落石の危険があるため、通行止めとなっている。
 礼文滝は、滝と滝に至る道程をセットで満喫することができる秘境の滝である。
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海馬島 Todo-jima Todo Island

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 北海道の道北の日本海に浮かぶ礼文島。その礼文島の北端のスコトン岬の真北にある無人島が海馬島(とどじま)である。
 海馬島の周囲は4km。夏期のみ礼文島から漁船で渡ることができるが、周囲を断崖絶壁で囲まれているため、岩場や岸壁に船を着けて上陸する。波が高いと船を着けられないこともある。
 島には、灯台と漁のための小屋が一つあり、海岸には朽ちかけた番屋跡が見られるのみ。
 台地状の島は、貴重な高山植物の宝庫であり、花の浮島と呼ばれる礼文島と同種の固有の植物が群生している。夏場にはアザラシが姿をみせ、冬場にはトドが上陸して体を休める。オオセグロカモメやウミウの繁殖地になっている。
 海馬島は、手つかずの自然が残る、貴重な島である。
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2007/10/26


クッチャロ湖 Kuccharo-ko Lake Kuccharo

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 クッチャロ湖は、北海道の北部枝幸郡浜頓別町にある、大沼と小沼の2つの湖からなる汽水湖。「湖」としては、日本最北のものであり、北オホーツク道立自然公園に属する。
 クッチャロ湖は、日本最大のコハクチョウの中継地で、日本に飛来するコハクチョウの約80%(約2万羽)が渡りの途中に降り立つ。ほかにもヒドリガモ、オナガガモなど、カモ類を中心に280種以上の鳥類が観察されている。平成元年には、クッチャロ湖および周辺の地域がラムサール条約登録湿地となった。日本ではウトナイ湖、伊豆沼・内沼に次ぐ3番目の登録湿地である。12月末から3月末まで全面結氷する。
 その他、クッチャロ湖畔はキャンプ場も整備されており、家族連れなどに人気があり、クッチャロ湖に沈む夕陽は最高に美しいという。
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2007/10/12


大台ヶ原 Oodaigahara Odaigahara Plateau

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 奈良県上北山村にある大台ケ原(おおだいがはら)。年間降雨量5000ミリという世界有数の雨水量を誇り、湿潤な気象条件が屋久島とならぶ原生林を生み出している。
 モスフォーレストと呼ばれる苔むす林や、壮大で水量豊かな渓流、滝などがあり、自然の造形の神秘を感じさせてくれる。未開の原生林は、野生動植物の宝庫となっており、野生のカモシカ、日本鹿や珍しい植物の四季の姿を観察することができる。運がよければ、散策途中で愛らしい鹿の群れと出会える可能性も。
 散策するなら、約9キロの「東大台ハイキングコース」がおすすめだ。千メートルの大絶壁、「大蛇嵓(だいじゃぐら)」からは360度の大パノラマが開け、大峰山系を一望できる。「正木が原」にあるトウヒ林は、日本の南限群林として有名。コースでは、コマドリをはじめ野鳥のさえずりも楽しめる。
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2007/7/31


マスイチ浜 Masuichi-hama Masuichi Beach

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 マスイチ浜は、絵鞆半島の南西、北海道室蘭市増市町にある、美しい眺望と展望台のある浜であり、室蘭八景の一つとされている。
 名称の語源は「マスイ・チセ」で、ウミネコの家という意味を持っている。
 内浦湾(噴火湾)を隔てた駒ケ岳などのパノラマや、眼下にはカモメ岩、象岩を見ることができ、ハヤブサなど、野鳥の観察地となっている。秋になると、ワシタカの渡りも観られる。
 マスイチ浜展望台からは、駒ケ岳と変化に富んだ海岸線の眺望を楽しめる。また、奇形な岩がたくさんあり、また近くには先住民の遺跡も見つかっている。
 晴れた日のここからの駒ヶ岳は絶景である。マスイチ浜は、自然豊かで静かな景勝地である。
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2007/7/13


厚岸湖 Akkeshi-ko Lake Akkeshi

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 厚岸湖(あっけしこ)は、北海道厚岸郡厚岸町にある、周囲25km、面積3200ヘクタールの海跡湖である。国指定鳥獣保護区特別保護地区、道立自然公園特別地域となっている。
 厚岸湖へ流れ出す別寒辺牛川(べかんべうしがわ)の上流には、雄大な厚岸湿原が広がっている。
 厚岸町の水域には、ガン・カモ類約25種類が飛来し、オオハクチョウは国内有数で、約1万羽以上が厚岸湖を中継し、2千羽以上が越冬地として利用している。
 養殖のカキやアサリの産地として有名であり、天然ガキの殻が堆積してできたカキ礁に植物群落があるのが特徴とされる。
 北岸の別寒辺牛湿原は厚岸湖・別寒辺牛湿原としてラムサール条約の登録湿地になっている。
 厚岸湖は、北海の貝や魚・鳥が豊富な、自然の宝庫である。
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