片男波 Kataonami
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江戸の歴史や文化が残る和歌山県南西部の和歌浦(わかのうら)地区。古来より歌人の憧れの景勝地としても有名で、この地を詠んだ歌が数多く万葉集に収められている。
和歌浦地区東側を流れる和歌川河口に広がる、海水と淡水が混じり合う汽水域が片男波(かたおなみ)と呼ばれる。
現在は潮干狩りや海水浴の季節には特に大勢の人たちで賑わう片男波だが、ここもまた奈良・平安時代から多くの歌人に愛されてきた、古くからの景勝地である。
片男波という名前は、山部赤人が詠んだ万葉集「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」の「潟を無み」に由来しているという説が有力である。万葉の時代の、干潟で餌をついばむ鶴の姿が思い浮かぶ。
和歌浦地区東側を流れる和歌川河口に広がる、海水と淡水が混じり合う汽水域が片男波(かたおなみ)と呼ばれる。
現在は潮干狩りや海水浴の季節には特に大勢の人たちで賑わう片男波だが、ここもまた奈良・平安時代から多くの歌人に愛されてきた、古くからの景勝地である。
片男波という名前は、山部赤人が詠んだ万葉集「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」の「潟を無み」に由来しているという説が有力である。万葉の時代の、干潟で餌をついばむ鶴の姿が思い浮かぶ。
- 住所
- 641-0022 和歌山県和歌山市和歌浦南
- 名前
- 片男波