NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/1


智満寺 Chimanji Chimanji Temple

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 智満寺は、静岡県榛原郡川根本町にある曹洞宗の寺である。本尊は、八相釈迦牟尼如来、宝冠釈迦牟尼如来、千手観世音菩薩、厄除延命地蔵菩薩とされる。
 寺伝によると、創建は奈良時代で、鑑真の法孫にあたる広智という高僧が草庵を結んだのが始まりとされている。
 一説には、島田市の智満寺の末寺として奥大井に天台教学の拠点として開かれたとの口伝がある。
 延徳3(1491)年、駿河国・洞慶院より回夫慶文禅師を迎え、曹洞宗に改宗開山された。
 平安時代中期以降は、修験道の霊場である山岳寺院として栄え、戦国以後は今川・徳川氏に厚く信仰された。
 智満寺境内の十本杉は樹齢800〜1200年の古樹であり、国指定天然記念物となっている。
 智満寺は、澄んだ空気と絶景の地に建つ古刹である。
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2007/10/15


天神社 Ten-jinja 

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 面積の八割以上が山林という自然豊かな大洲市川辺町。川辺川上流に位置する北平地区、秋知川に屋根付きの「御幸の橋(みゆきのはし)」がある。
 県の有形民俗文化財にも指定されている御幸の橋が架かる道は、「北平天神社」の参道になっており、道幅の狭い橋を渡ったところに社殿と鎮守の森がある。
 「天神社(てんじんじゃ)」は生前の優れた学力・才能により「学問の神様」とも呼ばれ、また「天神様」として畏怖された菅原道真が祀られている。
 境内に入ると、正面に大岩がそそり立ち、その岩の上に岩を抱え込むように根を張り、全身苔に包まれたけやきの木が力強く立っている。樹齢八〇〇年ともいわれる大けやきを見上げると長い長い歴史が感じられる。 
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2007/9/13


羽田神社 太郎坊、次郎坊の杉 Hada-jinja Tarou-bou,Jirou-bou-no-sugi 

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 宮城県気仙沼市にある海抜320mの羽田山。その山腹に鎮座するのが羽田神社である。
 この地方独特の伝統行事「羽田のお山がけ」でも知られている同社であるが、もう一つの有名どころが、太郎坊、次郎坊の杉だ。
 羽田神社の社伝によれば、文治二(1186)年に、同社を再興した尾形三郎維義(これよし)の嫡男である小太郎維久と次男の維村により、手植えされたと伝えられている。
 社伝から考えると、両杉は樹齢八百年を超える古木であり、昭和三〇(1955)年には宮城県の天然記念物に指定されている。
 両杉は本殿を挟むように、左右にちょっと間をおいて立っており、本殿向かって右が太郎坊、左が次郎坊である。
 どちらも樹高は40mを超える立派なもので、どっしりと根を下ろし、天高く伸びたその姿は、甲乙つけがたい器量よしである。
 樹齢八百年を超えてなお樹勢は盛んで、宮城県の天然記念物にも指定、県下でも有数の老杉として今も訪れる人々を見守っている。
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2007/5/9


鳥取 豊乗寺 Tottori bujoji Bujoji Temple

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 豊乗寺(ぶじょうじ)は、鳥取県八頭郡智頭町にある高野山真言宗の密教寺院。
 創建は平安時代に遡る。嘉祥年間(845〜851年)、空海の徒弟である真雅が開基したと伝えられる。6つの僧坊を含む大伽藍を有していたが戦国時代に兵火により消失。現在の建物は、江戸時代中期以降の建立とされる。
 豊乗寺は、県内の大山寺、三徳山三仏寺と並ぶ密教の秘法伝授の寺だった。かつては国宝の平安仏画「絹本著色普賢(けんぽんちゃくしょくふけん)菩薩像」、国指定重要文化財の「絹本著色楊柳観音像」などが堂内に安置されていたが、現在は東京国立博物館に寄託している。
 境内には樹齢600年の巨木杉があり、県の天然記念物に指定されている。
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2007/5/8


金持神社 Kamochi-Jinja Kamochi Shrine

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 金持(かもち)神社は、鳥取県日野郡日野町金持にある神社である。祭神は、天之常立尊、八束水臣津努命、淤美豆奴命とされる。
 弘仁元(810)年、出雲国の神官の二男が、伊勢神宮参拝のためこの地を通りかかったところ、お守りとして身につけていた玉石が急に重くなり、この地に宮造りしたといわれている。
 金持郷は、昔、黄金より勝ると言われた「玉鋼」の産地で、鉄のことを金と読んでいた事から、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれたと伝えられる。
 全国でも一カ所しかない名前の神社であり、お金持ちになりたいという人が多くお詣りに来る。
 境内には、鳥取県銘木100選中、サワラ、チャンチンの2本があり、共に樹齢600年位と云われている。
 金持神社は、珍しい縁起の良い名前を持つ神社である。
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2007/3/8


熊野速玉大社 Kumano-hayatama-taisya 

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 熊野速玉大社は和歌山県新宮市に位置する神社である。
 熊野本宮大社、熊野那智大社と共に熊野三山と呼ばれ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる。全国熊野神社の総本社。
 創建は不明、景行天皇の御世に穂ヶ峰の神倉山に祀られていた元宮から現在の位置に移り新宮と号したと伝えられる。
 祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまおのかみ)で、熊野権現の薬師如来ともされる。
 社殿は朱塗りの鮮やかな建物で明治時代に焼失し、再建されたもの。
 境内に建つ神宝館は国宝、重要文化財を含め1204点もの古神宝類が所蔵、展示されている日本屈指の宝物殿。
 御神木の梛(なぎ)の大木は平清盛が植えたものとされ、樹齢800年を超える国の天然記念物である。
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2007/2/26


福島 大鹿桜 Fukushima Oosika-zakura 

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 土津神社近くの磐椅神社境内にある「大鹿桜」は、樹齢1100年と言われ、「石部桜」、「杉の糸桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つ。
 947〜957年の天歴年間に、村上天皇の勅使が登山参拝の折、京都から持ってきて移植したものと伝えられ、現在はその子孫の樹である。東北には珍しい八重小菊咲きのサトザクラで、名前の由来は「花の色が白色から次第に鹿の毛の彩りに変化するから」という説や「2本の桜の木が地面から生える様が鹿の角の様に見えるから」という説など多々ある。
 別名「扇桜」で、花の中心からおしべが緑化したものが出ており、花の中から葉が出ている様に見える。磐梯山麓の中腹(標高580メートル)に位置し、高地に生育しているのも珍しい。
 社殿入口には樹齢800年の鳥居杉があり、山桜が宿り木したという「えんむすび桜」もある。
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2007/2/16


石部桜 Ishibe-zakura Ishibe Cherry Tree

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 中世会津の領主・葦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の館の庭にあった遺愛の樹と伝えられている事から「石部桜」と名付けられた。いまは、館の名残は残っていないが、桜の周囲は田んぼに囲まれているので、遠くからでもすぐ分かる。
 樹は地に伏した基幹から、8本の幹が立っていて、エドヒガンなのでソメイヨシノより開花が早い。開花時期は4月中旬から下旬にかけてで、満開時、競う様に咲く景観は大変に素晴らしい。「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つであり、推定樹齢600年は県内でも有数のものである。会津若松市の天然記念物で、福島県緑の文化財に指定されている。
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