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2008/5/20


彼岸 Higan 

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 彼岸(ひがん)とは、季節の移り変わりを把握するために設けられた雑節の一つで、春分と秋分それぞれを中日として、前後三日間を合わせた七日間が該当する。また、仏教行事である「彼岸会」(ひがんえ)のことも表す。
 最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「はしりくち」と呼び、仏教における、煩悩を脱した悟りの境地を表すもので、煩悩や迷いに満ちたこの世は「此岸」(しがん)と呼び、その対岸にあたる場所である。
 元々は中国から伝わったもので、中国では彼岸と此岸の関係から、日々の行いを律する戒めのようなものであったが、日本に伝来してから、いつのまにか法要を営み、祖先を祀る行事へと変化したとされ、日本においては大同元(806)年に初めて、彼岸会が催されたといわれている。
 お彼岸で供えられるぼた餅やおはぎは、春の牡丹と秋の萩に由来しているという。
 お盆にしか帰えれないご先祖様にとっては、夏以外の季節を感じられる各別のお供え物になるに違いない。
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2007/8/24


銀河の滝 Ginga-no-taki 

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 北海道のほぼ中央、石狩川によって作られた柱状節理の絶壁が続く、層雲峡にある銀河の滝(ぎんがのたき)。滝に向かい、右手にある流星の滝とあわせて、日本の滝百選に選ばれている。層雲峡へは旭川市内から国道39号線を北見方面に向かう。
 銀河の滝は、落差120mの柱状摂理の岩肌を、水が幾重にも分かれて白糸のように穏やかに流れ落ちてくる。その様から、雌滝とも呼ばれている。一方、90mの落差から、真っすぐに流れ落ちる流星の滝は雄滝と呼ばれ、タイプの異なるふたつの滝は同時に語られる事が多い。
 遊歩道から見上げる眺望には、流れ落ちる落差から驚きを感じさせる迫力があるが、少し登ったところにある双瀑台からの眺めは更に見事であり、より雄大さを感じることができ、銀河・流星の両滝を同時に見る事ができる。
 冬には結氷する銀河の滝、春の新緑・秋の紅葉と、どのシーズンに訪れてもその時々で、異なる驚きと美しさを与えてくれるだろう。
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2007/6/13


くろくまの滝 Kurokuma-no-taki Kurokuma Falls

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 くろくまの滝(くろくまのたき)は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町にある、幅が15m、落差85mの滝である。日本の滝百選に選ばれている。
 世界遺産の白神山地を源とする赤石川支流にあり、県内屈指の規模を誇っている。
 熊が立ち上がった姿に見える事が、名前の由来といわれている。
 周囲はブナの原生林に囲まれ癒し効果も高く、滝の近くの駐車場まで車で行く事ができる。
 豊かな水量が流れ落ちる様は豪快であり、新緑時や紅葉時は絶景となる。大自然を肌で感じたい人には、特にお薦めのスポットとなっている。
 滝は滝ノ沢を経て珍しい金鮎や幻の魚イトウのいる赤石川に合流する。
 くろくまの滝は、荘厳で豪壮な、迫力ある滝である。
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2007/2/16


紅枝垂地蔵桜 Beni-shidare-jizou-zakura Beni-shidare-jizo Cherry Tree

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 国指定天然記念物で推定樹齢1千年の三春滝桜の娘といわれ、推定樹齢は400年の枝垂れ桜。根回りは6・3メートル、目通り幹囲は4・1メートル、高さは約16メートルある。
 地上から2・5メートルのところから一本の大枝が西へ14メートル程伸び、それより2メートル上のところから11本の大枝が四方に直径18メートルも広がっている。滝桜を中心に多くの子孫が確認されているが、山峡の空に羽を広げる様はこの地蔵桜が筆頭だろう。この桜の下には、地蔵堂があり、昔から赤ん坊の短命、夭折の難を逃れる為、この地蔵に願をかけたと言われている。
 開花時期は4月中旬から下旬にかけてで、四方に伸びた太い枝から、薄紅色の小さな花がほとばしるかの様に咲き競う。
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石部桜 Ishibe-zakura Ishibe Cherry Tree

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 中世会津の領主・葦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の館の庭にあった遺愛の樹と伝えられている事から「石部桜」と名付けられた。いまは、館の名残は残っていないが、桜の周囲は田んぼに囲まれているので、遠くからでもすぐ分かる。
 樹は地に伏した基幹から、8本の幹が立っていて、エドヒガンなのでソメイヨシノより開花が早い。開花時期は4月中旬から下旬にかけてで、満開時、競う様に咲く景観は大変に素晴らしい。「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つであり、推定樹齢600年は県内でも有数のものである。会津若松市の天然記念物で、福島県緑の文化財に指定されている。
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2007/2/13


つばくろ谷 Tsubakuro-dani Tsubakuro Valley

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 つばくろ谷の、深く切れ込んだ不動沢に向かって、木々が迫るように茂る風景は圧巻である。
 吾妻八景のひとつに数えらる磐梯吾妻スカイラインの紅葉の名所。かつてイワツバメが谷底を飛び交っていたことからこの名前が付けられた。
 谷底から約80メートルの高さに架けられた不動沢橋は2002年に架け替えられ、かつてより谷底の見通しがよくなり、川をはさんで渓谷になっていて、幅がせまいので隙間のようだ。
 谷全体が紅葉シーズンを迎えたときの美しさは格別で、色とりどりに染まる谷の木々と不動沢の白い流れのコントラストは見事である。
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裏磐梯 Ura-bandai The Ura-Bandai Mountain

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 明治二十一(1888)年会津磐梯山が噴火して、現在の裏磐梯ができた。
 ここには檜原湖、小野川湖、曽原湖、秋元湖のたたずまいと貴重な草花や生き物が人々と共存する。
 磐梯朝日国立公園を訪れる人々に、公園の自然をわかりやすく展示・解説し、自然とふれあうきっかけをつくってくれる裏磐梯ビジターセンターという施設があり、トレッキングや登山、自然観察についてのアドバイス等もしてくれる。
 春夏秋冬、それぞれの季節を個性的に演出し、鮮烈に息づくこの風景は、人々に偉大なる大自然の美しさと感動を与え、訪れた日とを魅了してやまない。
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2007/2/12


奥殿陣屋 Okudono-jinya 

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 愛知県岡崎市にある、歴史的建造物。
 その歴史は、松平真次が2代将軍秀忠の家来として大阪夏の陣で功績をあげ、大番頭となったのち、三河の地で、子孫である4代乗真が奥殿藩の拠点に陣屋を作ったのが創建である。場内には書院、金鳳亭、蓬莱の庭など、たくさんの歴史建造物が見られる。
 持統天皇が命名されたと伝えられる村積山の麓、徳川氏の発祥地松平郷に程近く、1万6千石の親藩として奥殿藩の歴史と文化を今に残している。
 現在は自然公園になっており、花園苑には春の山桜をはじめ、ユキヤナギ、スイセンからバラ・花菖蒲・あじさい・ユリ・はぎ・もみじ・つばきなど四季折々に美しく咲きほこる花の姿を見ることができる。
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