NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/26


シオジ原生林 Sioji-genseirin Shioji Primeval Forest

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 シオジ原生林は、大分県日田市前津江町に広がる林である。
 前津江町西部にある釈迦岳中腹に広がる日本特産の水辺落葉広葉樹であるシオジの原生林は、30haにも及び、現在では残り少ないシオジが自然のままの姿で群棲する貴重な原生林となっている。
 この原生林地帯では、年間降雨量3000mm以上もの多雨地帯ということもあって、大変湿潤な環境を作り出しており、苔類や低草木、そこに生息する昆虫類や小動物などは珍しいものが多く、学術的にも注目を集めている。
 湧き出る水は、柔らかい土壌と豊かな原生林に育まれ、ミネラルをたっぷり含んでおり、筑後川の源流をになっている。
 ここを訪れるには途中には、シオジのほかブナ、カエデ等の多くの落葉広葉樹を見る事ができる。
 シオジ原生林には、失われた日本を今に留める原風景がある。
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桜滝 Sakura-daki Sakuradaki Waterfall

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 桜滝は、大分県日田市天瀬町にある滝である。名前の由来は、この一帯に山桜が多かったからであると言われている。
 高さ25m、幅15mのこの滝は、純白のベールのように落下する優雅な流れが魅力的である。
 合楽川沿いの河畔は、両側とも崖地となっているが、岩肌が剥き出しており、岩塊の落葉樹が美しい景観を魅せる。
 滝壺の形状は岩塊の綺麗な半円形で囲まれており、容易に遠くから見ることの出来ない、閉ざされた空間である。
 JR天ヶ瀬駅から田園地帯の中を散策しながら、5分くらいでたどり着けるいうのも良い点である。線路を跨ぎ、少し行くと水しぶきがかかるほどの間近から迫力ある滝を見ることができる。
 桜滝は、誰でも気軽に自然に触れられる、心地よい場所である。
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立羽田の景 Tachihada-no-kei The Scenery of Tachihada

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 立羽田の景は、大分県玖珠郡玖珠町にある、景勝地である。
 別名日暮れの峠と言われる県道玖珠山国線沿いの立羽田の景は、約1kmにも及ぶ奇岩秀峰が連続する、裏耶馬渓の代表地である。紅葉の季節には赤に染まって素晴しい景観となる。
 折り重なり天を突き刺すように起立する岩峰や、岩壁を彩るツタやカヅラなどが見事で、岩脚に点在する農家の佇いや田園風景とよく調和し、まるで昔話の挿絵のようである。
 ワラビ・ゼンマイ・ウドなどの山菜に恵まれ、「ふれあい茶屋」では新鮮野菜やだんご汁など季節の味を満喫でき、散策を楽しむ観光客で賑わっている。柿の木や民家が風景にマッチして和み豊かな山里である。
 立羽田の景は、いつまで見ていてもあきない場所である。
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2007/1/11


直島ヤマツツジ Naoshima-yamatsutsuji Naoshima-Yamatsutsuji (Naoshima Mountain Azalea)

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 香川県香川郡直島という、おおよそ本州側に近い瀬戸内海にある小さな島では、ヤマツツジが「町花」
 となっている。
 毎年3月末から5月にかけ、山の斜面はピンク一色のヤマツヅジで覆い尽くされる。
 俗称としてこの地では「直島ヤマツツジ」と呼ばれる。この地にゆかりのある「宗徳上皇」がこよなく愛した花であると言われている。
 大正時代、銅精錬所が造られると、煙害汚染が進み、たちまち島の北半分は禿山と化した。そんな苦い経験からか、今ではリサイクルや緑化に感心が集まっている。
 現在、観光地、リゾート地として力を入れている直島は、「みどり創生」と題し植樹林を積極的に行っている。2004年に島の8分の1を焼失した大火災後の跡地などに植樹されている種は、この直島ヤマツツジが代表的な種のひとつである。
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