NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/26


金山出石寺 Kin-zan-syusseki-ji 

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 愛媛県大洲市と八幡浜市の境にある、標高八一二mの出石山(いずしやま)。その山頂の自然林の霊気に覆われた場所に金山出石寺(きんざんしゅっせきじ)はある。寺全体が瀬戸内海国立公園に指定された名勝地でもあり、雲海から昇る朝日は参拝者に深い感銘を与えている。
 養老二(718)年、鹿を追って山に入り鹿を射ようとして迷い込んだ猟師作右衛門の前で、岩が二つに割れ千手観音菩薩と地蔵菩薩の像が現れたという。殺生を悔いた作右衛門はその後出家し、道教と名乗り一軒の草堂を建て、この仏像を本尊としたのが始まりと言われている。
 その後弘法大師がここを訪れた際に、寺の名前を金山出石寺と定めたといわれる。真言宗御室派(おむろは)別格本山として、一二〇〇年以上の歴史を伝える名刹である。
 現在、四国八十八カ所霊場番外札所になっている。
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2007/10/15


金刀比羅宮 Kotohiraguu Kotohira-guu Shrine

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 金刀比羅宮(ことひらぐう)は香川県仲多度郡琴平町にある象頭山(ぞうずさん)の中腹に建てられている神社である。
 江戸時代の庶民の楽しみであった「お伊勢参り」と同様に金毘羅参りも人々の人気を博し、全国から大勢のお参り客がこの地を訪れた。
 金刀比羅宮は船の神様、海の守護神として崇められており、御祭神は「大物主の神」である。
 神社として整備されたのは、長保三(1010)年、天皇の命を受けた藤原実秋(ふじわらさねあき)が本殿や鳥居などを改築してからといわれている。明治時代以前は「金毘羅大権現」と呼ばれていた。
 参道途中には水戸光圀の実兄、初代高松藩主の松平頼重の寄進により建てられた大門がある。大門には宮内と続く365段の石段がある。
 中には国の重要文化財、二層入母屋、銅瓦葺、総ケヤキ材で建てられている旭社があり御本宮へと続く。
 金刀比羅宮は四国の名所の一つである。
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2007/8/14


佐田岬 Sada-misaki 

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 四国愛媛県伊方町の日本一細長い佐田岬半島の突端にある岬。四国最西端の岬であり、瀬戸内海国立公園に属している。
 大正七(1918)年四月に点灯した佐田岬灯台からは豊予海峡を挟み大分県佐賀関まで直線15キロである。晴れた日には九州の山並みを見ることができる。
付近は海上交通の要所で黄金碆(おうごんばえ)などの岩礁が多く難所としても知られている。
 平成一〇(1998)年には「日本の灯台50選」にも入っている。
 灯台からの眺めは壮大で美しく、崖の下には15加砲4門を備え海峡を警備していた帝国陸軍佐田岬要塞の砲台跡を見ることができる。
また、周辺には海水浴場やキャンプ場があり、年間、5万人以上が訪れる観光地でもある。
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十夜ヶ橋永徳寺 Toyo-ga-hashi-eitoku-ji 

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 十夜ヶ橋永徳寺(とよがはしえいとくじ)は、愛媛県大洲市豊茂丁にある真言宗御室派の寺である。本尊は、弥勒菩薩。四国別格二十霊場第8番札所、四国八十八か所霊場の番外札所とされる。
 大同二(807)年、弘法大師がこの地を訪れた際、日が暮れて空腹と寒さに耐えながら、一夜を小川に架かる橋の下に野宿し「一夜も十夜の長さに感じられるほど寒く感じた」という。
 寺の側にかかる十夜ヶ橋がその橋で、橋の袂には横になった大師像が安置されており、このエピソードが名前と大師像の由来とされている。
 寺は永徳年間(1381~1384)の開創と伝えられるが、火災によって記録を失ったため詳細は分かっていない。
 四月・八月の「十夜ヶ橋霊場縁起」では弘法大師御影供・夏季縁日が盛大に行われ、土用の丑の日に行われる「きゅうり封じ」の祈祷には、多くの参拝者が訪れる。
 十夜ヶ橋永徳寺は、弘法大師空海ゆかりの古寺である。
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2007/5/8


足摺岬 Ashizurimisaki Cape Ashizuri

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 足摺半島の突端にある四国最南端の岬。標高433mの白皇山を中心とする花崗岩大地が沈隆と隆起をくりかえし、長い歳月をかけてできた。
 太平洋の荒波が激突するため、岩が削り取られ80mの断崖となっている。その上に白亜の灯台がそびえる雄大な眺めは見事で、黒潮の恵みを受け、夏は涼しく冬は0度を切る事が少なく温かい。そのため亜熱帯植物が自生し、天然記念物も多い。
 又、岬一帯は椿の名所でもあり、15万本の椿の遊歩道(椿トンネル)は、シーズンともなると見事な景色になる。豪快にしてダイナミック。熱い国・土佐ならではの自然の雄大さを、実感できる。
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2007/2/8


関崎 Seki-zaki 

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 四国の佐田岬と約14キロしか離れていない、四国といちばん近い九州の岬、関崎。大分県大分市に所在する。
 鳴門海峡、関門海峡とならび称される流れの速い海峡、豊予海峡の流れで育った関アジ、関サバは身が引き締まり特別美味しいと言われ、全国的にも有名なブランド魚だ。関崎にはこの捕れたての関アジ、関サバを供してくれる魚料理店がある。
 そのほか、関崎では白い灯台や豊後水道に浮かぶ島々、対岸の四国佐田岬や山並みが一望できる。この地の展望を楽しむなら、展望・天文台施設「関崎海星館」がおすすめだ。口径60センチの天体望遠鏡を備えており、昼間は太陽の紅炎であるプロミネンスを見ることができるほか、「せとうち風景30選」に選ばれた美しい海の景色を堪能できる。
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