NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/29


西方海岸 Nishikata-kaigan 

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 西方海岸(にしかたかいがん)は、鹿児島県薩摩川内(せんだい)市の西側、東シナ海を望む海岸で、晴れた日には25キロメートル先に浮かぶ甑(こしき)列島を望むことができる。
 半円状に美しいアーチを描いた海岸線の先に小島が浮かび、CMや映画のロケ、雑誌の撮影などにも多数利用されている景勝地である。
 周囲は海水浴場としても整備されており、白い砂浜と紺碧の海が大変に美しく、アサリ採りやハゼ釣りを楽しむ人も多く訪れる。
 季節風や台風などの影響からか不思議な形の奇岩も多く、海岸線の上方に高さ10メートル以上もある、まるで親子が寄り添うような形で有名な「人形岩」がある。この人形岩は様々な伝説が伝えられており、海辺で亡くなった母親が人形岩の父と子に会いに行くという話や、海に消えた母親を父と子が待ち続けているという話など諸説ある。夕日を逆光線で見る人形岩のシルエットは、どこか儚げで美しい。
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2007/12/10


錦ヶ浦 Nishiki-ga-ura 

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 錦ヶ浦(にしきがうら)は、静岡県熱海市熱海~上多賀にある相模湾沿いの地域である。
 国道135号線沿いに広がる海岸線であり、素晴らしい眺望を誇っている。
 朝日の光がこの浦の青い海や奇岩・洞窟に注ぐと、眩しい5色の光となって輝く。美しい京の錦織の名をかりて「錦ヶ浦」と呼ぶようになったと言われる。
 熱海の南西に位置する絶壁の名勝で、魚見崎から南へ約2kmにわたり入り組んだ断崖が続いており、錦ヶ浦遊歩道として整備されている。
 近隣にある日本庭園「天翔」では、世界最大の盆栽や鳳凰の松、鉢ごと回転する惑星の名のついた松の盆栽などがあり、広大な地に10の庭園、150種類2千本のバラが咲き、オールドローズガーデンやハーブガーデンなどが楽しめる。
 錦ヶ浦は、扇崎展望台からの眺めも美しい景勝地である。
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田牛海岸 Touji-kaigan 

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 田牛海岸(とうじかいがん)は、静岡県下田市田牛に広がる全長300mの海岸である。
 風波のために複雑に変化した海岸線を持ち、素朴な趣きを残している。海岸自体は狭いが、人も少なく静かで、澄んだきれいな水色の海が広がっており、プライベートビーチのようにゆったりとした時間を過ごせるという。
 竜宮公園の傍らにはハマユウが自生しており、静岡県の天然記念物に指定されている。
 ビーチには、海からの風が強いため砂が吹き上げられ、自然に砂の斜面ができたサンドスキー場があり、この斜面でサンドスキーやソリ滑りができる。また、その隣には名勝「龍宮窟」も存在する。
 ここからの眺めは美しく、須崎半島、伊豆七島や釣りで有名な神子元島などが望める。
 田牛海岸は、サンドスキー場がある大変珍しい地形の海岸である。
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2007/12/7


見内神社 Minai-jinja Minai Shrine

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 北海道礼文島の見内神社(みないじんじゃ)は、アイヌの娘を祀る神社である。創建は明治一四(1881)年。
 フェリーターミナルの香深港から車で約10分ほど東海岸を北上した香深井の海岸線にあり、鳥居が無ければ見落としてしまいそうな小さな赤い屋根をした神社である。車道から見ると建物の両脇に鳥居が配され、社殿は海を正面にしている。
 昔、アイヌ同士の戦いで、若き礼文の長カルシアルが北海道本土へ渡った。その妻はセレナは、戻らぬ夫をずっと海岸で待ち続け、とうとう岩になってしまった。その岩を見ると不幸になると噂が立ち、村人は岩を覆いで隠し「見ない」ようにしたので、ミナイカムイと呼ばれるようになった。
 今は、安産、病よけ、豊漁の神として厚く崇拝され、なかでも、安産の神として有名である。
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2007/8/31


片浜十三里 Katahama-jyuu-san-ri 

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 片浜十三里(かたはまじゅうさんり)は、日出の石門(ひいのせきもん)から浜名湖まで続く約七〇キロメートルの美しい海岸線のことをいう。
 「日出の石門」とは、岩場の穴を通して日の出を見ることが出来ることからその名がついた。沖の石門、岸の石門のふたつあり、その名のとおり日の出のときに美しい光景を見せてくれる。
 石門の穴から朝日がのぼる瞬間と出会えるのは、毎年一〇月中旬と二月中旬頃。この決定的瞬間を撮ろうと、多くの観光客や写真家たちがこの場所に訪れる。また、初日の出の名所としても知られている。
 太平洋の荒波により侵食され、断崖絶壁の海岸線が続いている。高さが一〇~三〇メートルの断崖になっているところもある。アカウミガメの産卵地であり、釣りの名所としても知られる。
 
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2007/8/16


名振湾 Naburi-wan 

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 宮城県北部。東北一の大河と謳われる北上川の河口であり、太平洋へと流れ込む入り口となる追波湾(おっぱわん)から少し南に下った場所にあるのが、名振湾(なぶりわん)である。
 昔から周辺は魚介類の豊富な天然の良港であると同時に、沖に浮かぶ八景島などを始めとした景勝地としても知られている。
 その八景島は全島が原始林で覆われており、ユズリハやモチノキ、タブノキ、トベラなどの常緑樹が、落葉樹と交錯して育成しており、暖地性常緑樹群落の北限として国定天然記念物に指定されている。
 湾を含む周辺は牡鹿半島から連なるリアス式海岸の一角であり、湾周辺にも奇岩などが多く見られる。
 むき出しの大きな岩の頂上部だけにいくばくか生えている常緑樹はまるで自然が描き出した水墨画のような佇まいを覗かせてくれる。
 その後ろにはどこまでも広がる太平洋が控え、ポツリと浮かぶ八景島と、その後ろから立ち昇る朝日など、自然の景観美というものを思う存分、堪能することが出来る。
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2007/7/12


寝熊の岩 Neguma-no-iwa Neguma (Sleeping Bear) Rock

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 寝熊の岩(ねぐまのいわ)は、北海道の利尻島、利尻郡利尻町仙法志御崎に存在する奇岩である。
 利尻島は、アイヌ語のリ・シリが転訛したもので、高い山のある島の意味である。標高1721mの利尻山は世界的にも貴重な高山植物の宝庫とされる。
 島の西岸は奇岩、怪岩が点在する変化に富んだ岬になっており、人の横顔に見えるという人面岩、横から見ると熊が寝ているように見える寝熊の岩、というように珍しい岩が連なる。
 ゴツゴツとした岩続きの海岸線は、利尻島創世期に噴出した溶岩が海水で冷やされてできたもので、島内周遊の休憩ポイントとなっており、場所によっては磯遊びなども可能な所もある。
 寝熊の岩は、すぐ横にある人面岩と共に、利尻島を代表する奇岩である。
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ポン山 Pon-yama Mt. Ponyama

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 ポン山は、北海道の利尻島、利尻郡利尻富士町にある標高444mの山である。
 利尻島は日本百名山にも名を連ねる標高1721mの利尻岳を中央に配した丸い島で、海岸線に沿って道路が整備されている。
 ポンとはアイヌ語で小さいという意味で、利尻岳に比べて小さい山ということでポン山と呼ばれている。そういうわけで、利尻島には多くのポン山が存在する。
 一般にポン山と言った場合、最も高い鴛泊ポン山(おしどまりぽんやま)の事を指す。頂上からは鴛泊市街地や礼文島の眺望が大きく広がり、高山植物と野鳥が見渡せる。
 島の南側には、鬼脇ポン山、仙法師ポン山と呼ばれている寄生火山らが存在し、爆裂火口の跡と見られる姫沼やオタドマリ沼が景色に色を添える。
 ポン山は、小ポン山、甘露水、姫沼を結ぶ遊歩道も整備されている、登山しやすい山である。
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