奈良団扇 Nara-uchiwa Nara Uchiwa (round fan)
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夏の風物詩、団扇。浴衣の季節には、色とりどりの団扇が華やぐ。
奈良には、千二百年の伝統を受け継ぐ「奈良団扇」という伝統工芸がある。奈良県指定の伝統的工芸品にも指定されている。
奈良団扇は、伊予紙、土佐紙を色引きし、奈良風物、正倉院文様を突き彫りした透かし模様を竹骨に貼り合わせ、仕上げるもの。赤、青、黄などの鮮やかな色紙に文様が映え、涼やかな美しさを誇る。
奈良時代に始まるとされる奈良団扇の伝統を受け継ぐ店は、今では「池田含香堂(いけだがんこうどう)」のみとなった。代々受け継いできた天平の模様をほとんど変えず、扇の色もずっと黄・白・青・赤・茶の5色。「20年ぶりに来たお客さんが『同じものがある』と喜んでくれるのが嬉しい」と店の女将は笑う。池田含香堂では、百二十年の間に作った型紙をずっと保存してあり、いつでも作れるようにしているという。
奈良には、千二百年の伝統を受け継ぐ「奈良団扇」という伝統工芸がある。奈良県指定の伝統的工芸品にも指定されている。
奈良団扇は、伊予紙、土佐紙を色引きし、奈良風物、正倉院文様を突き彫りした透かし模様を竹骨に貼り合わせ、仕上げるもの。赤、青、黄などの鮮やかな色紙に文様が映え、涼やかな美しさを誇る。
奈良時代に始まるとされる奈良団扇の伝統を受け継ぐ店は、今では「池田含香堂(いけだがんこうどう)」のみとなった。代々受け継いできた天平の模様をほとんど変えず、扇の色もずっと黄・白・青・赤・茶の5色。「20年ぶりに来たお客さんが『同じものがある』と喜んでくれるのが嬉しい」と店の女将は笑う。池田含香堂では、百二十年の間に作った型紙をずっと保存してあり、いつでも作れるようにしているという。
- 住所
- 630-8224 奈良県奈良市角振町16(池田含香堂)
- 名前
- 奈良団扇
- 電話
- 0742-22-3690