NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/27

土佐打ち刃物 Tosa-utihamono 

Jp


 土佐の地で発祥した土佐打ち刃物(とさうちはもの)には、400年にも及ぶ歴史がある。
 高知は高温多雨な土地柄良木に恵まれ、昔から全国に多くの木材を搬出してきた。その木材の伐採に古くから打ち刃物が造られ、使用されてきたという歴史がある。
 土佐打刃物としての本格的な始まりは江戸時代からで、土佐藩の財政難による元和(げんな)改革から始まった。
 土佐藩の家老野中兼山が進める農業、山林収益策によって木材の伐採や新田開発が活性化していき、これに伴い農業、林業用の打刃物の需要も大幅に伸び、品質や技術が飛躍的に向上した。 
 こうして時代の流れにあわせて発展を続けてきた土佐打ち刃物は、多少の機械化は取り入れられたものの、伝統的な鍛造技術は今も変わらず江戸時代より受け継がれている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
高知県
名前
土佐打ち刃物




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter