辰砂釉 Shinshayuu
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透明な基礎釉に少量の銅分を入れ、還元焼成をすると血の赤色をした「辰砂釉(しんしゃゆう)」が出来上がる。
「辰砂」とは硫化水銀の俗称で、朱色をしているため、その色になぞらえて紅色をしたものを辰砂と呼ぶ。
酸化炎焼成によって緑色に発色し、還元炎焼成によって赤く発色する銅の性質を利用したもので、透明釉の中に、色彩を表す呈色剤として銅を含ませて、赤い釉薬として用いたものをいう。釉薬中の銅が赤く発色し、作品によっては渋い柿色となって表現されるものもある。また釉薬のノリによって黒い斑点が出て、趣のある柄がうまれる。
辰砂釉には、血のように赤い牛血紅(ぎゅうけつこう)、その赤色に青紫の炎のような模様の掛かった火焔青(かえんせい)、ピンクまたは斑点のある鈍い赤色の桃花片(とうかへん)の3種類がある。
「辰砂」とは硫化水銀の俗称で、朱色をしているため、その色になぞらえて紅色をしたものを辰砂と呼ぶ。
酸化炎焼成によって緑色に発色し、還元炎焼成によって赤く発色する銅の性質を利用したもので、透明釉の中に、色彩を表す呈色剤として銅を含ませて、赤い釉薬として用いたものをいう。釉薬中の銅が赤く発色し、作品によっては渋い柿色となって表現されるものもある。また釉薬のノリによって黒い斑点が出て、趣のある柄がうまれる。
辰砂釉には、血のように赤い牛血紅(ぎゅうけつこう)、その赤色に青紫の炎のような模様の掛かった火焔青(かえんせい)、ピンクまたは斑点のある鈍い赤色の桃花片(とうかへん)の3種類がある。
- 名前
- 辰砂釉