NIPPON Kichi - 日本吉

2007/2/22

涸沼竿 Hinuma-sao 

Jp


 竹特有のしなやかさと強度を誇る和竿(起原は江戸時代)を現代に完成させたことで、手作り竿の世界では全国的に名前が知られている。
 真竹をメインに4種類ほどの竹を使いわけ、節のクセや個性を活かした竿は、魚を釣り上げるときのあたりや、食いしぼる感触が絶対的に違うといい、一度使えばその手ごたえが忘れられないそうだ。
 小さなワカサギから8キロ以上の大魚まで1本の竿で釣りができるというのも、しなやかさと強度を誇る手製の竿の特徴。
 材料には地元産の天狗竹、大子産の漆(うるし)、絹糸を使い、竿は種類に応じた竹を選別し、油抜き、修整、強度出しなどの工程をへる。糸は漆により保護・補強を行う。
 昭和60年、涸沼竿は科学博に天覧品として出品され、県知事賞を受賞した。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
茨城県水戸市
名前
涸沼竿




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter