NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/6


八戸えんぶり Hachinohe-enburi 

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 「八戸えんぶり」とは、毎年二月一七日から四日間、八戸地方で行われる伝統芸能である。豊年祈願のお祭りとして知られ、昭和五四(1979)年二月、県内初となる国の重要無形民俗文化財に指定されている。
 「えんぶり」とは、昔「えぶり」という農具を手に持って舞ったことが由来となり、それがなまって「えんぶり」と言われるようになったといわれる。
 太夫と呼ばれる舞い手をはじめ、歌い手など総勢二〇人ほどで一組が構成される。太夫は農耕馬の頭を象徴する色鮮やかな烏帽子をかぶり、種まきから稲刈りまでの稲作における動作を表現し、頭を大きく振りながら舞うのが特徴であるとされる。
 えんぶりには「ながえんぶり」という昔ながらのゆっくりした形と、「どうさいえんぶり」という現代的な調子の速い活発な形があるといわれる。
 この祭りは、長者山新羅神社を中心に行われる。また、青森冬の三大まつり、みちのく五大雪まつりに数えられているという。
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2007/6/18


寒露 Kanro Kanro

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 寒露(かんろ)とは、二十四節期の一つで、次の二十四節期、霜がおりはじめる十月下旬頃を示す霜降(そうこう)までの期間を言い、現在の暦では十月八日前後を指す。
 地球から見た太陽の角度である太陽黄経が195度の時。
 霜が冷気によって凍りはじめ、雁などの冬鳥が飛来、菊の花が咲き、コオロギなどの秋の虫の音が止む。木々の葉は徐々に染まり、稲刈りも終わりを告げ、吹く風も冷たさを増す。
 「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也(冷気が加わって露が秋の深まりを感ずる冷たさになったという)」という言葉もある。
 この頃の俳句の季語としては、浅漬大根や芋煮会、稲刈り等、収穫に関係した食に関するものが多く存在し、人々の生活と食の深い関わりを感じることができる時期である。
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2007/6/11


九月 長月 Kugatsu Nagatsuki September, Nagatsuki

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 九月は、旧暦で長月(ながつき)と呼ばれ、現在では新暦9月の別名でも使われる。
 由来は、新暦の十月から一一月にあたり、夜長月(よながつき)の略とする説や、雨が多いため長雨月(ながめつき)、稲刈りの時期のため、長月の長が稲の収穫を祝う意味、または名残月(なこりのつき)が転じたとする説など、非常に多くの説がある。更に別名として、寝覚月(ねざめつき)がある。
 年中行事として、1923年9月1日の関東大震災から由来する防災の日が一日に設けられており、各地で防災訓練が行われている。
 祝日は、第三月曜日が敬老の日、二三日頃には秋分の日がある。
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