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2007/10/24


親子熊岩 Oyakoguma-iwa The Mother and Child Bear Rocks

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北海道の長磯海岸には、自然が作り上げた多数の奇岩が点在している。その中でも一番有名なのが「親子熊岩」。その名にまつわる謂れの残る岩である。
 大昔、飢餓に悩み山奥から海岸に辿りつき、海岸で蟹を小熊に食べさせているうちに、足を滑らせ海に落ちた小熊を助けようと、共に溺れてしまった親熊。小熊を想う親熊の愛の深さに打たれた、神様が親子を海中から救い上げ、そのまま岩の形に変えたというもの。確かに、親熊が小熊を抱きかかえようとしているように見えるシルエットは、自然の産物とは思えないほどリアルな形をしている。
 夕陽が沈む頃には更に情緒のある姿がくっきりと現れる。
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須古頓岬 Sukoton-misaki Cape Sukoton

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 須古頓(すことん)岬は、北海道礼文島の最北端。「日本最北端」の宗谷岬に次いで、日本で2番目に北に位置するスポットであり、道北の観光名所となっている。
 対岸にある島は無人島の海馬(とど)島。冬になると、この海馬島にトドが休んでいる光景が見られる。夕陽を望む絶好のポイントでもあり、また晴れた日には、遥か遠くサハリンの島影を遠望することができる。青い海に白い波がさざめく眺めには心が和む。
 海に突き出た崖と、押し寄せる波に、強烈な風は、最果ての地という言葉のイメージにぴったりと当てはまる。
 須古頓岬は、最北端ではないが、最北端を感じさせる地である。
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2007/10/11


高茂岬 Koumo-misaki 

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 高茂岬(こうもみさき)は愛媛県南宇和郡愛南町にある愛媛最南端、西海半島の西南端の断崖、豊後水道(ぶんごすいどう)に突きだした岬である。
 岬はリアス式海岸特有の、百メートルを越える男性的な断崖が連なり、岩礁に黒潮の波が砕け散る様は豪快且つ、心が洗われる思いである。一帯は足摺宇和海国立公園に属している。
 岬には遊歩道が整備されており、天気のよい日には九州が遠望でき、地平線に沈んでいく夕陽の美しい岬としても有名である。
 また、あたりには亜熱帯植物も多く生息し、秋には美しい野地菊が咲き乱れ、ススキが一面に広がる風景も展望できるなど緑に恵まれた岬である。
 また、小型の鷹の群生地としても有名で、秋の澄んだ空に群舞する鷹の姿は見ものである。
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2007/10/4


大間崎 Oomazaki Omazaki Cape

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 青森県下北半島をひたすら北上すると本州最北の町、大間町に着く。そして町のさらに最北端に大間崎(おおまざき)がある。
 「ここは本州最北端の地」と刻まれた石碑が建つ大間崎からは、晴れた日には津軽海峡の向こう、約一八km先の函館市街地まで見渡すことが出来る。その壮観な眺めから本州最果ての地を実感することができるだろう。また、北海道に沈み行く夕日はこの地ならではの絶景といえよう。
 大間崎はマグロの一本釣りでも全国的に有名で、岬にはマグロのモニュメントも建てられている。撮影スポットとしても人気がある。
 岬付近は公園として大規模に整備され、多くの観光客で賑わう。
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2007/7/25


扇谷 Oogi-dani 

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 扇谷(おうぎだに)は、宮城県・松島にある景勝の地。
 扇谷は多門山、富山、大高森とともに松島の絶景を望む「松島四大観」のひとつに数えられている。四大観には「麗観」「偉観」「壮観」「幽観」があり、ここ扇谷はそのひとつの「幽観」の絶景を満喫することができる。
 扇谷の名は、眼下に広がる渓谷が扇を広げたように松島の景観を見渡せることに由来する。高さ56mの小さな丘からは、左右にある小山の間から松島湾に点在する大小の美しい島々が織り成す絶景が一望できる。
 周囲には楓(かえで)や欅(けやき)、紅葉(もみじ)が多く、紅葉の名所としても親しまれているという。とりわけ夕刻が最も素晴らしく、紅葉に夕陽が当たり、赤い紅葉が一層赤く輝く様は息を飲むほど美しい。
 扇谷は、静寂な幽玄の風情をかきたてられる、幻想的な景勝地である。
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松島湾 Matsushima-wan 

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 松島湾(まつしまわん)は、宮城県の松島丘陵が沈降してできた溺れ谷で、日本三景のひとつに数えれらるほどの景勝地である。
 湾内外には、松が植生する大小260余りの諸島が点在。長い年月の波浪侵食、風化作用により、四季を通じてそれぞれの景観を見せる自然美が楽しめる。
 松島湾には波が穏やかな小さな海岸があり、海水浴、マリンスポーツ、釣りなどを楽しめるほか、美しい景観を求めて訪れる人々で賑う。夕刻に夕陽に照らされ茜色に輝く海と島々のシルエットは息を飲むほど幻想的で美しい。
 松島湾は万葉の昔より風光明媚で知られ、松尾芭蕉は松島を訪れた際にあまりの美しさに句が浮かばなかったとの逸話が残るほどだ。また、アインシュタインはこの地を訪れた際に「どんな名工の技も、この美しさを残すことはできない」と同行者に語ったとされる。
 松島湾は、松と海のコントラストが美しい、東北を代表する景勝地である。
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2007/7/20


島歌海岸 窓岩 Shimauta-kaigan Mado-iwa 

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 島歌海岸(しまうたかいがん)は、北海道道南にある日本海に面した海岸。久遠郡せたな町に位置する。
 この島歌海岸の総延長2kmの海岸線は大変美しく、ドライビングスポットとしても人気である。
 また、島歌海岸線沖には日本海の激しい急流により侵食されてできた多くの奇岩が点在している。そのひとつが窓岩(まどいわ)である。巨大な岩の真ん中にぽっかりと穴が開いていることからこの名が付いた。窓岩の近くには「亀岩」もあり、こちらは冬にはトド達の憩いの場となるため、運が良ければトドの群れが見られるということだ。
 夕暮れ時に夕陽に照らされて浮かび上がる窓岩のシルエットはひときわ美しく、格好の撮影ポイントとなっている。
 窓岩は、自然の造り上げた造形の不思議に驚かされる「芸術品」である。
 
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2007/7/11


ルーラン海岸 Ruran-kaigan Ruran Shore

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 北海道中央西部の石狩市。平成二(1990)年に登録された、同市に広がる暑寒別天売焼尻国定公園の一角にあるのが、ルーラン海岸だ。
 アイヌ語で「神の通る道」という意味を持つルーランだが、海面から切り立った集塊岩や凝固岩からなる海崖に見て取れる神秘的な光景は、ここをそう名付けた先人たちに感謝したくなるほどのインパクトを持っている。
 海岸一帯に乱立する岩には、柱状節理と呼ばれる柱状の割れ目が無数に入り、奇岩と呼ぶにふさわしい迫力を見せてくれる。
 海岸には「義経の涙岩」や「アモイの洞門」などの景勝地のほか、同じように海崖に穿たれた洞穴などもいくつかあり、大自然が生み出した絶景を見ることが出来る。
 また、この海岸は夕陽の美しさでも知られている。海岸から望む夕陽の眺望は、ちょっとした感動に身を震わせるほどの美しさを持っている。 
 水平線のかなたに沈み行く落日に照らされ、紅く染まる海岸の奇岩群の趣は、まさに神々の黄昏どきだ。
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