NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/30


小宮康孝(人間国宝) Komiya Yasutaka Yasutaka Komiya (Living National Treasure)

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 大正十四(1925)年生まれ。
 昭和五十三(1978)年、重要無形文化財「江戸小紋」の保持者(人間国宝)に認定される。
 染工場に生まれた氏は、小学校卒業とともに父、康助氏(江戸小紋の人間国宝)に弟子入り、父親の技術を徹底的に習得した。修行の中で、優れた小紋染をするためには型紙や染料の研究が必要と感じ、独自にその研究に没頭。やがてその努力は実を結び、彼の作品に独特な細かい柄が霧のように散ったような紋様、色鮮やかな小紋染めの製作に成功したのだった。
 氏の作品は江戸小紋の最高峰とも、お茶をたしなむ人なら知らない人はいない、とも言われる。しかし、氏は「小紋染めは自分の力だけではいいものはできない」と謙虚に語る。型紙職人など、分業スタッフとのコラボレーションにより、最高の品質が生まれるという。
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2007/1/22


金沢城 菱櫓 Kanazawajyo Hishiyagura Kanazawa Castle Hishi Turret

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 かつて菱櫓は、金沢城の大手と搦手(からめて)、つまり裏門を見張る櫓であった。
 櫓とは矢の倉ともいわれ、武器倉庫であることが多いが、菱櫓は見張りの役割を担っていた。
 高さ一一.七メートルの石垣の上に建てられた菱櫓。それ自体は三階建てで約十七メートルあり、併せて三〇メートル近い威容となる。
 菱櫓の名前の由来となったのは、建物の平面の形である。
 菱形になっており、四隅の内角は八〇度と一〇〇度。柱はおおよそ一〇〇本あるが、それらも全て菱形になっており、建設には高度な技術を要する。
 この菱櫓と橋爪門続櫓をつなぐのが、五十間長屋である。
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