NIPPON Kichi - 日本吉

記事数7件: 1~7 件表示          

2007/2/9


塔のへつり Tou-no-hetsuri 

Jp

 大川羽鳥県立公園、大川ラインの一番の景勝地。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観を創った(へつりとはこの地方の方言で危険な崖のこと。
 塔が並んでいるようにみえることから「塔のへつり」という名前になったといわれる。
 また、釣り人などがこのような場所の少ない足場を頼りに川沿いなどを進む事も「へつりをする」と呼ぶ。
 昭和18年に国の天然記念物に指定。藤の咲く頃の景観が美しいことから藤見公園という別名がある。
 展望台からの景色や、釣り橋を渡りながら見上げたり、といろいろな楽しみ方ができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/30


名越切通 Nagoe-kiridooshi Nagoe-kiridoshi

Jp En

 名越切通(なごえきりどおし)は、神奈川県鎌倉市と逗子市の間に存在する古の要路である。
 鎌倉にはいくつかの切通し(防衛の為の人工的要路)がある。名越切通は、中でも特に鎌倉七口と言われた切通しの一つであり、房総・六浦方面への要路であった。
 難路であったため、ナゴエの名がついたと言われている。
 鎌倉の土木遺構の代表とされる300mに渡って残る大切岸は、主に石切り場の跡で、この切通しにはとりわけ強固な防御施設が整えられていた。
 江戸時代以降、朝夷奈切通(あさいなきりどおし)に交通の中心が移ったため手を入れられる事が少なく、七切通の中で最もよく旧状を留めている切通しである。
 名越切通は、鎌倉時代の古道の雰囲気を今に残す、国指定の史跡である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/29


大迫磨崖仏 Osako-magaibutsu Giant Buddha Rock Carving

Jp En

 大分県豊後大野市千歳町にある大日如来の磨崖仏。
 天文二(1533)年、日羅作と伝えられる。高さ3・2メートル、凝灰岩の壁に彫られており。石で体を作り、顔や手足は粘土、衣は漆喰を使う「石芯塑造(せきしんそぞう)」という技法で建立された。
 顔の半分以上を塑土が覆う強面と大きな胴は独特の雰囲気を持ち、参拝するものを幽玄の世界にいざなう。
 古来より牛神として地元の信仰が厚く、諸祈願が霊験あらたかであるといわれることから参拝客も多い。
 祭日は1月28日、8月27日の年二回。昭和51(1976)年、大分県重要文化財に指定。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




犬飼石仏 Inukai-sekibutsu Inukai Giant Buddha Rock Carving

Jp En

 大分県豊後大野市、渡無瀬にある磨崖仏。
 日羅による作とされるが鎌倉以前の特徴を有することから、平安時代の作とも言われる。
 堂中央に結跏趺坐した不動明王(3・7メートル)を主尊とし、右に制咤迦(せいたか)童子(173センチ)、左に矜羯羅(こんがら)童子(170センチ)を脇侍とする。
 わずかに朱の顔料が残る顔は温厚であり、両足の裏を見せて座る姿を持つ珍しい石仏。昭和九(1934)年、国の史跡に指定されている。
 石仏の上方の岸壁には「龍傳山(りゅうでんざん)」の三大朱文と「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」の八大文字が刻まれ、厚い大師信仰が偲ばれる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/26


由布川渓谷 Yufugawa-keikoku Yufu River Valley

Jp En

 由布川渓谷は、大分県別府市東山〜由布市挾間町付近にある景勝地である。
 県道601号線沿いの由布川にある渓谷で、別府市と由布市にまたがり高さ60mの断崖が12kmも続いている。
 岩肌をすべる40数条の滝と大小百余りの深淵などの自然が織りなす神秘的な渓谷美で、「東洋のチロル」と呼ばれている。
 この渓谷は由布鶴見連山に源を発する由布川の水が、永い年月をかけて水成岩を侵食して造ったもので、岩肌はやさしい曲線を描いているのが特徴的である。
 毎年7月第2日曜日には、別府市と挾間町の共同で由布川渓谷祭が開催されている。この祭りは、渓谷での安全祈願をこめておこなうもので、神楽や宝さがし等の催しがあり多くの見学者が訪れる。
 由布川渓谷は、複雑な崖と滝を持つ素晴らしい景観の地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




楢本磨崖仏 Naramoto-magaibutsu Naramoto Granite Carving

Jp En

 室町時代の磨崖仏を代表する史跡。不動三尊像など45体が縦4・5m幅40mの岩に、2段に薄肉彫りされている。不動三尊(不動明王、コンガラ童子、セイタカ童子)、薬師三尊(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)の他十二神将や仁王、地蔵菩薩等、仏の世界を表現した曼荼羅となっている。
 応永三十五(1428)年、室町時代の墨書銘が不動明王の右上の方にあるが、作風から見て、すべて同じ時期につくられたとは考えにくく、
 下段の諸像の方が整っていて、気品がある。これらの像は、上段の大作よりやや古い時期の作ではないかといわれている。
 昭和32年県指定文化財となった。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




原尻の滝 Harajiri-no-taki Harajiri Taki Waterfall

Jp En

 東洋のナイアガラと呼ばれる幅120m、落差20mの滝は、緒方川が突然落ち込んでその景観を作り出し、日本の滝100選に選定されている。
 緩やかなU字型のカーブを描く岩壁の間を、幾筋もの分岐瀑となって、水は滝壷に轟音をとどろかせながら落下している。
 水量が増える梅雨時は迫力満点で、最高の景観となっている。
 緒方川本流にあって、川幅一杯に広がっているこの名瀑は、東洋のナイアガラの名に恥じない雄大な光景を醸し出している。
 滝ができたのは今から約9万年前。熊本県阿蘇山の大噴火で発生した溶岩が滝周辺で堆積したことから始まり、堆積した溶岩は、多角形の柱がいくつも縦につなぎ合わされた形。その柱の隙間に水が入り込み、水流や水圧で圧倒された柱のつなぎ面が滝となった。
 夜間はライトアップされ幻想的な光景を醸し出している。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数7件: 1~7 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter