キウス周堤墓群 Kiusu-shuuteibogun
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北海道千歳市中心から東へ九キロ進んだところに「キウス周堤墓群(しゅうていぼぐん)」がある。
今から三千年程前の縄文時代後期につくられた墓で、馬追(まおい)丘陵の緩やかな斜面に位置している。昭和五四(1979)年、約四万平方メートルの範囲が国の史跡に指定された。
地面を丸く掘ったあと、その掘った土を周囲に土手状に盛り上げ、内側を墓地にしているのが特徴で、周囲に堤があることから「周堤墓」と呼ばれている。
墓は指定地内に全部で八基あり、周辺のものを含むと二四基が発見されている。一番大きなものは直径が七五メートル、高さが五メートル、穴の深さは二メートルある。
昔は「チャシ」と呼ばれる、アイヌの砦や城の跡だと思われ、「キウスチャシ」と呼ばれたこともあったが、その後石柱や墓穴が見つかり、大規模な墓地だということが判った。
別名「環状土籬(かんじょうどがき)」とも呼ばれているこの場所からは、盛土遺構(もりどいこう)や竪穴住居、貯蔵穴なども発見されている。
今から三千年程前の縄文時代後期につくられた墓で、馬追(まおい)丘陵の緩やかな斜面に位置している。昭和五四(1979)年、約四万平方メートルの範囲が国の史跡に指定された。
地面を丸く掘ったあと、その掘った土を周囲に土手状に盛り上げ、内側を墓地にしているのが特徴で、周囲に堤があることから「周堤墓」と呼ばれている。
墓は指定地内に全部で八基あり、周辺のものを含むと二四基が発見されている。一番大きなものは直径が七五メートル、高さが五メートル、穴の深さは二メートルある。
昔は「チャシ」と呼ばれる、アイヌの砦や城の跡だと思われ、「キウスチャシ」と呼ばれたこともあったが、その後石柱や墓穴が見つかり、大規模な墓地だということが判った。
別名「環状土籬(かんじょうどがき)」とも呼ばれているこの場所からは、盛土遺構(もりどいこう)や竪穴住居、貯蔵穴なども発見されている。
- 住所
- 066-0007 北海道千歳市中央
- 名前
- キウス周堤墓群(千歳市埋蔵文化財センター)
- 電話
- 0123-24-4210