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2008/11/20


龍宮の潮吹 ryuuguuno-shiohuki 

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 龍宮の潮吹(りゅうぐうのしおふき)は、山口県長門市油谷津黄にある、日本海の荒波が押し寄せる岩壁に見られる。
 国の天然記念物及び名勝に指定されている。
 崖に開いた縦1m、横20cmの空洞に押し寄せた荒波が、圧縮された空気に押し上げられ、唸りを上げながら上空に噴出する。
 飛び散るしぶきは太陽を反射し、吹き上がる潮は、時には30mもの高さに達する。その姿は、天に昇る龍のように見える事からこの名が付いた。
 潮吹き現象が見られるのは主に北西風が強い冬場の時化(しけ)の日で、凪(なぎ)の時は見られない。
 そばにある元乃隅稲成(もとのすみいなり) 神社は、白狐のお告げにより津和野の太鼓谷稲成神社から分霊した神社で、龍宮の潮吹きに続く参道には鳥居が幾重にも並び潮風を受けている。
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2008/10/3


藩庁門 Hantyoumon 

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 長州藩主毛利敬親は、幕末の有事に備え藩庁を萩から山口に移す決意をし、文久三(1863)年に現山口県庁の地に政事堂建設を着工している。
 藩庁門はその藩庁の正門で、脇門付薬医門、切妻造り、平入り、本瓦葺きで、山口県の重要文化財に指定されている。
 明治四(1871)年までは山口藩庁門として使用され、それ以後も山口県庁門として引き続き使用された。
 大正初年新しく県庁舎が竣工し、正門も東寄りに築造されたが、この門はそのまま西口の役割を果たしながら使用され現在もなお使われている。
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2008/10/2


十種ケ峰 Tokusa-ga-mine 

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 十種ケ峰(とくさがみね)は、山口と島根の県境に位置し、山口県阿武郡阿東町と島根県鹿足郡津和野町にまたがる、標高989mの山である。
 その名の由来として、古代、御食主命(みけぬしのみこと)が十種の神宝を埋めたという伝説がある。
 また御食主命が「この山万歳樹木生ずべからず」と言ったという言い伝えがあり、そのためか草山の独立峰である同山の中腹から上は殆んど樹木は無く、チマキザサの絨毯に覆われている。
 その美しい山容から、「徳佐のマッターホルン」や「長門富士」とも呼ばれ、標高の高い山が少ない山口県において、名峰として親しまれており、「二一世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれている。
 山頂には視界を遮るものは何一つなく、周辺ではこの十種ケ峰が一番標高が高いため、三六〇度の大パノラマで広がる周囲の山塊を一望することができる。また晴れたに日には、日本海と瀬戸内海の両方を眺めることができる霊峰である。
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2008/9/12


藩校明倫館跡 Hankou-meirinkan-ato 

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 藩校明倫(めいりん)館跡は、山口県萩市江向にある藩校跡である。国の史跡に指定されている。
 明倫館は萩藩上級武士の子弟の教育機関として、享保四(1719)年、長州藩主・毛利吉元が城内三の丸に創建し、幕末の嘉永二(1849)年、毛利敬親が現在地に移した。
 当時、明倫館は水戸の弘道館、鹿児島の造士館と並んで天下三館の一つと呼ばれるほどの藩校と言われていた。
 敷地は1万5000坪と広大で、萩商高、萩裁判所の辺り一帯にまで及んだが、慶応三(1867)年、藩校としての明倫館は廃止された。
 現在は小学校となっており、敷地内に有備館、水練池、聖賢堂、観徳門のみが残っている。
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2008/8/13


常栄寺雪舟庭 Jouei-ji-sesshuu-tei 

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 雪舟庭(せっしゅうてい)は、山口県山口市宮ノ下の常栄寺(じょうえいじ)にある枯山水庭園である。 
 守護大名の大内政弘(おおうちまさひろ)が、室町時代中頃に画聖雪舟に命じて築庭したという伝説があるが、文献などにこれに関する記述は見当たらない。
 もともとは政弘の別荘だったが、母の菩提を弔うため妙貴寺という寺とした。さらに毛利隆元(もうりたかもと)の菩提寺となった際に、常栄寺と改称した。
 背景は山林、北は枯滝、中央が無染池。周囲は立石を配し、破墨山水を立体化している。
 室町時代の枯山水石庭の特徴を如実に表しており、簡素でありながら趣のある佇まいを見せている。
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2008/7/24


山口 吉香神社 Yamaguchi Kikkou-jinja 

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 吉香神社(きっこうじんじゃ)は山口県岩国市に鎮座する神社である。
 この神社はもともと天文年間(1532~1554年)に岩国領主であった吉川元春(きっかわもとはる)が祖先の霊を祀るため建立したものである。現存する社殿は享保一三(1728)年造営され白山神社境内に鎮座していたが、明治一八(1855)年に現在の旧城跡に移設された。
 神社は一の鳥居から拝殿、本殿と南から北に一直線に並んで建てられている構成である。神門は小さな四脚門で吉川家家紋が刻されている。拝殿は檜皮葺、入母屋造りである。また、拝殿と本殿は複雑な架構と屋根形式が巧みにおりあい、岩国大工の技術の粋を見せる建築物として有名である。拝殿、本殿、神門は県指定の有形文化財となっている。
 境内の西側には、元は吉川家の代々の家臣の回向所であった建物が明治に入り褒忠社(ほうちゅうしゃ)として吉香神社の末社となっている。
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2008/7/22


山口 笠山 Yamaguchi Kasayama 

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 山口の笠山(かさやま)は、山口県萩市越ヶ浜にそびえる、標高112.2mの日本一小さい火山である。
 笠山は、火山活動により溶岩が流れて陸とつながった休火山島で、対馬海流の影響で、暖地性植物も多い。萩城の北東にあたり、当時は樹木の伐採などが禁止されたため、自然が残された。
 周囲には溶岩のすき間から海水や風が出入りする池や風穴が多く存在し、暖・寒地性の植物も多く、天然記念物のコウライタチバナの自生地でもある。
 山の姿が市女笠(いちめがさ)に似ている事から、この名になったという。
 山頂には直径約30m、深さ約30mの噴火口があり、日本海に浮かぶ六島や海岸線を一望できる大パノラマが広がる。
 笠山は、日本で一番小さな火山であり、萩随一の景勝地である。
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2008/3/25


注連飾り(島根、山口) Shimekazari(Shimane,Yamaguchi) Shimekazari (Shimane, Yamaguchi)

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 中国地方の一部の注連飾り(しめかざり)には、紙垂(しで)や、橙(だいだい)などと一緒に、赤唐辛子が飾られているものがある。
 唐辛子は、古来より世界の各地で「魔除け」として用いられることが多い。玄関に吊るすことで邪気の侵入を防ぐと言われている。
 棘のある植物や香りの強いものは悪鬼を祓うと言われ、節分の日に柊の枝と鰯の頭を門戸に挿す習慣と通じるのかもしれない。
 また、紙垂を飾ることには外からの災いや厄を吸収させるという意味もある。
 「注連・シメ」は「占める」の意味で、注連縄は疫病などの不浄なものの侵入を封じ、神などがいる「結界」を示し、また、幸せなどを外へ逃がさないようにする印として張られる。
 こうした注連縄の役目は、注連飾りのもとになっているといわれる。
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