NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/18


キセル Kiseru Kiseru

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 キセルは、煙管とも書く喫煙道具で、カンボジア語で管を意味する「クセル」が、訛ったものとされている。
 刻みタバコを喫う為の道具であるが、最近は紙巻タバコを小さく切ったり、そのまま先に差して喫う者も多い。
 起源は、15世紀にヨーロッパから東アジアへ鉄砲が伝来した頃、ポルトガル人が使っていたパイプを真似て作られたとされているが、正確には分かっていない。
 噛みタバコ全盛の江戸時代は、キセルがなくてはタバコが吸えなかった。そのキセルは、長さや太さ、形、材質などに様々な違いがあり、愛煙家は懐と相談して、それぞれ好みのものを所持していた。
 しかし実際にキセルを持てたのは、武士や大店の番頭、主人、女郎などで、庶民には禁止されている時期が多かった。
 キセルは、江戸時代には一種のステータスシンボルであり、情緒ある小道具でもあった嗜好品である。
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2008/2/6


仕込み刀 Shikomi-gatana 

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 仕込み刀(しこみかたな)とは、刀とわからないように細工された武器のことである、多くは杖や扇や煙管(きせる)に刀が仕込まれており、大きさも大小さまざまであった。
 仁侠映画などで見る白鞘の短刀も、木刀に偽装した仕込み刀と言えるだろう。
 もともとは、敵の不意をつくための武器、または、狭い場所で能力を発揮するために考え出された、という説もある。また、扇や煙管に細工された仕込刀は、敵に対する武器というより、実際には自害などの最後の手段のための武器であったと言われている。
 特に戦国時代に入ると、相手国や軍の情勢を探ることは戦に勝利するためには重要なことであった。そのため、敵地に進入する場合、武器を隠す必要があったとう。そのため、仕込み杖など様々な形の仕込み刀が考案された。
 江戸時代に入ると「忍び」と呼ばれる密偵のような人々が、全国の大名の情勢を探っていたと言われる。この場合も、外見から武器と気づかれないよう、色々と偽装がほどこされていたという。
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2007/5/29


水口宿 Minakuchi-juku Minakuchi-juku

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 水口宿(みなくちじゅく)は、滋賀県甲賀市にあった東海道50番目の宿場である。
 中世から伊勢参宮街道の宿場町として開けていた水口は、江戸時代、加藤氏の城下町として整備され、石橋を境に、東側は道が三筋に分かれた「三筋の通り」の宿場町、西側は水口城の城下町で道が鍵の手になっていた。
 水口城は碧の掘の水に映る姿から別名「碧水城」と呼ばれる。特産品は広重の東海道五十三次にも描かれている「かんぴょう」「藤細工」「煙管」などである。
 古城山の南に街並が形成され「街道一の人とめ場」と呼ばれるほど栄え、にぎわったという。
 現在も町の随所に常夜燈や城跡など名所旧跡が残り、当時の面影を偲ぶことが出来る。
 水口宿は、室町時代に伊勢参宮の宿村として設けられたのが初めと言われる、古い宿場である。
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2007/2/15


飴細工 Ame-zaiku Candy Craft

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 飴細工は水飴を加工して、様々な形、色に整えた菓子である。
 歴史は古く、平安時代に唐から来た職人が東寺に供えたものが最初とする説、江戸時代に煙管職人が客寄せのために作ったとする説などがある。
 日本だけのものではなく、東南アジアやヨーロッパなどでも行なわれており、屋台の売り物からケーキの飾りまで様々な種類がある。
 日本の飴細工は屋台や縁日で職人が作るものであり、熱した水飴に三色の食紅を練り合わせて色を作り、鋏と筆で形を整える。
 飴が冷めるまでの一分程度の間に加工を行なわなければならず、熟練の職人技を必要とする。
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