NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/25


徳島 大麻比古神社 Tokushima Ooasahiko-jinja 

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 大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)は徳島県鳴門市の大麻山(おおあさやま)の山麓に鎮座する神社である。古来より阿波の国でも格式の高い一宮として栄えてきた。
 神社の起源は阿波の国を治めていた天富命(あめのとみのみこと)が先祖の天太玉命(あめのふとだまのみこと)、大麻比古神を守護神として祀ったのがはじまりと伝えられている。天太玉命は第一代神武天皇の時代(紀元前585年ごろ)、阿波国で麻の播殖と開拓に努めた。
 神社周辺は県指定自然公園に指定されており美しい樹木に包まれている。参道の長さは1キロにも及び、境内には樹齢1000年を超える楠の御神木がそびえている。本殿は重厚な雰囲気を漂わせて、この社が由緒ある神社であることを物語っている。
 毎年正月の初詣には三が日で20万人以上の人々が参拝に訪れる地元でも有名な神社である。
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2008/3/11


杉 Sugi 

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 「杉(すぎ)」は日本固有の針葉樹で、南は屋久島から北は東北地方までと広い地域に分布している。ヒノキ目・スギ科に分類され、材木資源として檜(ひのき)と共に多く植林されている。その面積は、日本全国の12%を占めるほどだ。
 常緑の高木で、杉の名の由来「まっすぐの木」で判る様に細長く直立し50m程の高さにまで伸びる。枝は全体が上向きに伸び、葉は先が針状に尖って生えていく。花は2〜4月頃に開花し、長さが5mm位の楕円形の雄花とほぼ球形の雌花が枝先に密生する。
 古くから建築材料として角材や板材などに用いられ、子供のおもちゃにも使われていた。樹皮や葉まで利用出来る事から、重要な木材として重宝されてきた。
 通常、樹齢300年程と言われている杉も、世界自然遺産に登録されている鹿児島県屋久島では樹齢1000年を越える屋久杉をはじめ、世界最古とされる縄文杉も見られ、徒歩で半日程かかって登山し見学する人々も多い。
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2007/10/9


八王子 白山神社 Hachiouji Hakusan-jinja Hakusan Shrine in Hachioji

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 八王子の白山神社(はちおうじのはくさんじんじゃ)は、東京都八王子市中山にある神社である。祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)。
 創建年代は明らかではないが、平安時代に比叡山、西塔の僧武蔵坊弁慶の血縁であった弁智が法華経を奉納した、関東七社の一社であると伝えられている。
 天正一八(1590)年、豊臣秀吉と北条氏政・氏直が戦った小田原合戦で焼失したが、慶弔一八(1613)年、再建された。
 境内には、仏教の経典を埋めた経塚があり、出土した仁平四(1154)年の如法経奥書には、かつて神社に隣接した神宮寺である長隆寺があったと記されている。
 また、樹齢1000年以上の高野まきの老木があり、都の記念物に指定されている。
 八王子の白山神社は、長い歴史を誇る古社である。
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2007/9/21


大瀬崎 Oose-zaki Osezaki

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 大瀬崎(おおせざき)は、静岡県沼津市西浦江梨にある駿河湾に約1km突き出した半島である。別名、琵琶島とも呼ばれる。
 伝承によると、白鳳一三(684)年、大地震に伴って海底が突然隆起し、琵琶島として出現したのが始まりとされる。その後砂州が形成され、現在の半島となった。
 海越しに日本一の富士山をのぞむ景色は古くから名勝の地と知られ、訪れる者が後を絶たない。
 日本では最北端のビャクシン樹林の自然群生地としても有名で、岬の外海側の遊歩道沿いに、樹齢1000年を越えるビャクシンが群生しており、国の天然記念物に指定されている。
 ダイバーのメッカとしても知られ、海洋の安定性と生物の種類の豊富さが魅力と言われる。
 大瀬崎は、広く海外にもその名を知られている景勝地である。
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2007/8/15


秋田 真山神社 Akita Shinzan-jinja 

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 真山神社(しんざんじんじゃ)は秋田県男鹿市北浦真山に位置する神社である。
 景行天皇の御世に武内宿禰が、使命達成、国土安泰を祈願したのが始まりとされる。祭神は瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)。
 平安時代には神仏習合の地として修験道の修行が盛んであった。江戸時代に入り、秋田藩主佐竹氏の祈願所として信仰され、大いに栄えた。
 境内には薬師堂、神楽殿などが並び、慈覚大師が植えたとされる県天然記念物にも指定されている、樹齢1000年以上の榧(かや)の大木が立つ。
 正月には神事である柴灯祭が行われ、柴灯を焚いて大餅を焼き、神に捧げ、五穀豊穣、海上安全を祈願する。
 二月の第二金・土・日曜日にはこの祭礼となまはげを合わせた行事「なまはげ柴灯まつり」が行われ、多くの観光客が訪れている。
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2007/8/1


蔵の町むらた春まつり Kura-no-machi-Murata-haru-matsuri Spring Festival in Murata, the Town of Old Storehouses

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 古くから仙台と山形を結ぶ街道の要所として栄え、伊達家の家臣、小山九郎業朝(おやまくろうなりもと)が村田城を築いた村田町。
 藩政時代からの白壁の蔵や商家などを今に伝え、往時の繁栄を町並みに残す宮城の小京都で、毎年の五月第二日曜日に開催されるのが、蔵の町むらた春まつりである。
 樹齢千年といわれる白鳥神社の巨木や伊達家ゆかりの龍島院(りゅうとういん)庭園など、同町が誇る歴史や自然の素晴らしい観光名所で、一斉にミニイベントが催される。
 そんな、町を代表する祭りの中心となっているのが、町内各地から集まった個性豊かな子供神輿である。
 何人もの子供達が自分達の出身地区自慢の神輿を担ぎ、大人顔負けの威勢の良さでおおよそ二時間をかけて、町の中心部を元気良く練り歩く。
 時代の流れと共に多くのものを残し、過去の繁栄を今に伝える歴史ある町だが、子供達の元気と笑顔は、何百年経っても変わることはない。
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2007/6/12


白華山法光寺 Hakka-san-houkou-ji 

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 白華山法光寺(はっかさんほうこうじ)は、青森県南部町法光寺にある曹洞宗の寺である。本尊は、千手觀世音大士。奥州南部三十三ヶ所の第19番札所とされる。
 名久井岳県立自然公園の麓にあり、山号は、門前にある蓮の池の白蓮華に由来する。
 建長年間(1249~56年)に鎌倉幕府の執権北条時頼により開山されたと伝わる。
 昭和二四(1949)年、三重塔としては日本一高いといわれる高さ33mの承陽塔が建立された。
 昭和三二(1957)年、老杉など幽玄の地として、県立自然公園に指定される。
 参道には日本名松百選にも選ばれている県天然記念物の千本松並木や、同じく県指定の天然記念物である樹齢1000年の爺杉が有り、植物の生命の逞しさを感じられる。
 白華山法光寺は、深い森の中に大寺の面影を残す寺院である。
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2007/5/31


土湯杉 Tsuchiu-sugi Tsuchiyu Cedars

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 山形県最上郡戸沢村にある大木の群生。
 最上峡の左岸山中にそれはある。このあたり一帯は、「山形県立自然公園」に指定されており、ハイキングコースとしても名を知られている。
 天然樹齢1000年を超える「土湯杉」(神代杉)がこのあたり一帯に点在する。確認されているものでは、幹周り17.52メートル、高さ30メートルもの巨木がある。
 「幻想の森」とも呼ばれる、この場所では「日本三大急流」と呼ばれる「最上川」が流れ、その豊な水源が、この森の生命の源となっている。
 冬には周りの木々が雪景色一色となり、川くだりの舟は、絶景の雪見舟となる。
 春には巨木の間からユリツバキが花を咲かせ、人々の心をなごませてくれる。
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