NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/19


額スカシ 鉄仙 白 Gakusukashi Tessen Shiro 

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 日本で生まれた扇子の歴史は古く、平安時代初期まで遡る。その形状は次第に変化し、雅やかな身の回り品として宮中女子に間に広がっていったという。
 鎌倉時代には中国へ渡り、逆輸入された扇子だが、平安時代より扇のほとんどは京都で生産されてきた。現在でも京扇子は職人による手仕事で造り上げられている。
 京扇子の模様のひとつに、「額スカシ」というものがある。全体に透かしをほどこし、白い鉄仙が浮かび上がる模様はとても清涼感がある。
 額スカシはとても手の込んだ作品で、薄く漉いた和紙を手彫りし、絹の紗を貼り合わせ、さらに手描きで彩色するのだという。
 伝統美と品格ある京扇子に、職人の熟練の技が光る。
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2007/12/26


白無垢 Shiromuku 

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 「白無垢(しろむく)」は、掛下や打掛、帯、小物に至るまですべてを白一色に統一した装いで、和装の中で最も格式の高い伝統の婚礼衣装である。
 清純無垢を表す「白」は、身の清らさかをあらわし「どんな色にも染まります」という花嫁の思いから用いられる。また、神に仕える時の衣裳が白だった事から、結婚を神に報告する婚礼の儀式でも用いられる様になっていった。
 髪は文金高島田(ぶんきんたかしまだ)に結い上げ、挙式では綿帽子(わたぼうし)や角隠しで覆い、胸元には懐刀や箱迫(はこせこ)、懐紙入れを携える。手には金または銀の扇子を持つのが正式な装いで、これらの小物はもちろんすべてが白で統一される。草履も白い布製のものや銀の布製のものを用いる。
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角隠し Tsunokakushi 

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 神前や仏前式の結婚式において、文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる髷(まげ)を結った髪を飾る帯状の白い布を「角隠し(つのかくし)」という。素材は白絹である事が多い。
 髪の毛の不浄を隠す為とされ、花嫁の恥じらいを包み隠し、神秘性を演出してくれる。
 元々は塵よけや防寒具として使用されていたが、女性が嫁入りする際に怒りを象徴する「角」を隠す事で、従順で淑やかな妻になるという事をあらわしたり、またかつては女性は嫉妬に狂うと鬼になる、と言われたことから、それを防ぐまじないとして結婚式において使われる様になった。
 角隠しは入家を意味する「入」の形に見立て、右端を上にして後ろでまとめている。
 また、「挙式が済むまで新郎以外の人に顔を見せない様に」という意味で、挙式で装う白無垢では綿帽子(わたぼうし)と呼ばれる大きな楕円状の帽子を、色打掛には角隠しを用いる事が多い。
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2007/12/25


EIZO FORIS.HD Eizou Forisu.eichidi EIZO FORIS. HD

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 磨き上げられたシンプルなデザインと、クオリティの高さが人気のカラー液晶テレビEIZO FORIS(フォリス)の新ラインが登場した。
 1台でテレビとPCモニターを兼ね、映像においては、垂直720ライン以上の解像度を保持、なおかつアスペクト比率が16対9である高解像度でありながら、従来のFORIS開発で培った、目にやさしい映像を継承する。
 音響面では、人間の生活の基底をなすピタゴラスの定理(3対4対5)に則り、低音部、高音部共に効果的で優れたクオリティを発揮することに成功した。
 側面には、日本発の製品であるという誇りの意識と共に、高貴とされる伝統色・弁柄(べんがら)の鮮やかな朱色を配す。
 デスクトップというパーソナルなたたずまいと共に、テレビとPCが最先端で融合進化した、新しい情報ターミナルの誕生である。
 
■デザインディレクター
 川崎和男
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2007/11/28


石峯寺 三重塔 Shakubu-ji 

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 神戸市北区淡河(おうご)にある石峯寺(しゃくぶじ)は、真言宗の寺院で、延命地蔵尊を本尊とする。
 白雉二(651)年、インド僧・法道仙人の開基とされ、孝徳天皇の勅願寺として建立された。その後、天平一九(747)年には行基によって薬師堂が、また弘仁一四(823)年には嵯峨天皇によって三重塔が建立されたといわれる。
 三重塔は24・41mの高さを誇り、兵庫県下で一、二を争う。現在の塔は、兵火による焼失のため室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
 第一層の高さに比べて第二層、第三層の軒の高さが著しく低いのが特徴で、安定感は抜群である。また、相輪は輪の大きさが上に行くほど小さくなり、塔を高く見せる工夫も施してある。
 内部には四天柱と来迎柱があり、須弥壇が設けられ大日如来が安置されている。雪化粧した塔は朱と白のコントラストが映えて特に美しい。
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2007/11/14


色打掛 Iro-uchikake 

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 華麗な刺繍や織り模様を施した「色打掛(いろうちかけ)」は、白やピンクの掛下(かけした)の上に羽織る。
 地紋の入った色地に赤や緑などの華やかな色で鳳凰や鶴亀、松竹梅、御所車(ごしょぐるま)といったおめでたい吉祥文様を刺繍したり、織りや染め、白地に金糸や銀糸による刺繍、印金や箔などの技法で吉祥文様をあらわしたものがあり、息を飲むような華やかさがある。
 以前は白無垢より格下の装いだったが、現在では最高位の正礼装とされている。その為、神前や仏前式の結婚式において挙式では白無垢を、披露宴では色打掛を装うという形が定着している。帯をせず、歩く時に褄(つま)を掻い取らなければならないので、 掻取 (かいどり)とも呼ばれている。
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木蓮 Mokuren 

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 「木蓮(もくれん)」は、モクレン目・モクレン科・モクレン属の落葉する5〜6m程度の低木で、花が紫色という事から紫木蓮(しもくれん)とも呼ばれる。
 元々は花の姿が蘭(らん)に似ている事から原産地の中国南西部で「木蘭」と呼ばれていて、日本に伝わった頃は音読みで「モクラン」と呼んでいた。しかし、蘭の花よりも蓮(はす)の花により似ている事から、江戸時代の頃に木蓮と変わっていった。中国で木蓮は、「辛夷(こぶし)」の事を意味する。
 庭木や公園の樹木として中国や日本だけでなく、ヨーロッパ諸国や北米でもマグノリアとして広く栽培されていて、街中でもよく見る事が出来る花木である。
 開花時期は4月頃で、別種で白い花を咲かせるハクモクレン、交雑種でピンク色の花を咲かせるサラサモクレン、そして紫色のモクレンの順で花が咲いていく。
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2007/10/5


知立公園花しょうぶまつり Chiryuu-kouen-hana-shoubu-matsuri Iris Festival in Chiryu Park

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 知立公園花しょうぶまつり(ちりゅうこうえんはなしょうぶまつり)は、愛知県知立市西町神田の知立神社外苑・知立公園にて毎年5月25日~6月20日に開催されている祭りである。
 知立公園の花しょうぶは、昭和30年・32年・35年の3回にわたって明治神宮から下賜されたもので、明治天皇・皇后が愛した名品種60種類が植えられている。
 特に6月10日頃が見頃で、3万余株の花しょうぶが紫色や白色の見事な花を咲かせ、訪れる多くの人々の目を楽しませてくれる。
 また、まつり期間中には「こども写生大会」をはじめ、「知立公園花しょうぶを写す会」「からくり人形実演」「茶会」「短歌大会」「宝物展」などの行事が催されている。
 知立公園花しょうぶまつりは、見目鮮やかな美しい花祭りである。
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