東京都渋谷区にある神社。初詣では日本一の参拝者で賑わう。
　明治４５年、明治天皇が崩御、大正３年、昭憲皇太后が崩御になり、その御神霊をおまつりするため、代々木の地が選ばれ、御鎮座となり創建された。
　昭和２０年、大東亜戦争で創建当初の建物はほぼ焼失。昭和３３年、復興造営なされ、現在に至る。
　明治神宮には外苑がある。明治１９年、近衛師団に所属する部隊の教練場、青山練兵場の跡地に作られた。現在、東京都新宿区、港区に位置し、絵画館・憲法記念館（戦後は明治記念館）・陸上競技場・野球場などを備えた公園施設として整備された。
　神宮内では「大御心」（おおみごころ）と呼ばれるおみくじがある。吉凶を占うものではなく、明治天皇、昭憲皇太后が読んだ和歌１０万首以上の中から、「人倫道徳」に関わるもの３０首を選定し、解説文を付けたもので、その内容は、封建制度から、民主主義へと移り変わる出発点である時代背景であったことが伺える。