|
北海道日高支庁静内町。そこに明治五(1872)年、新冠御陵牧場が建設され、宮中御料馬の生産や道産子の品種改良を担うことになる。
牧場の担うその作業内容から、皇族をはじめ政府高官が多く訪れる場所となり、彼らの貴賓舎として明治四二(1909)年に建設されたのが、龍雲閣(りゅううんかく)だ。
当初は凌雲閣と名付けられていたが、大正に入ってから今の名前で呼ばれるようになった。
風格ある御殿造りの木造建築が大自然の中にたたずむ風景は、一種独特の雰囲気を放っている。
ここには第一号の宿泊客となった伊藤博文の絶筆とされる、七言絶句の墨書や狩野探幽の絵屏風なども残されており、建物とともに収蔵品も貴重な文化遺産となっている。
建物内部は桜祭り期間中のみ開放されるが、二階に登れば広大な牧場を見渡せる絶景を楽しめることだろう。
吹き抜ける風はほのかに、明治の文明開化の香りを漂わせているかもしれない。
牧場の担うその作業内容から、皇族をはじめ政府高官が多く訪れる場所となり、彼らの貴賓舎として明治四二(1909)年に建設されたのが、龍雲閣(りゅううんかく)だ。
当初は凌雲閣と名付けられていたが、大正に入ってから今の名前で呼ばれるようになった。
風格ある御殿造りの木造建築が大自然の中にたたずむ風景は、一種独特の雰囲気を放っている。
ここには第一号の宿泊客となった伊藤博文の絶筆とされる、七言絶句の墨書や狩野探幽の絵屏風なども残されており、建物とともに収蔵品も貴重な文化遺産となっている。
建物内部は桜祭り期間中のみ開放されるが、二階に登れば広大な牧場を見渡せる絶景を楽しめることだろう。
吹き抜ける風はほのかに、明治の文明開化の香りを漂わせているかもしれない。
[+ADDRESS] |