NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/15


屋島 Yashima Yashima

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 屋島(やしま)は香川県高松市北東部にある海抜293メートルの半島形溶岩台地である。
 かつては孤島であったが、江戸時代の埋め立て事業により陸続きの地となった。台地の頂上部分が平坦になり、その形が屋根に似ていることから屋島と名づけられたという。
 この地は歴史的にも興味深い場所である。源平の戦いのさ中、戦に破れ西へと移動した平家は、幼少の安徳天皇を拝し屋島を本拠地とした。その後、水軍に勝る平家は一時優勢へと転じたが、この屋島において、源氏の英雄である源義経の奇襲に合い大敗をきすこととなる。この戦いでは、戦場の平家の船に立てられた扇の的を、見事射止めた那須与一(なすのよいち)の話が有名である。
 現在、屋島から見下ろす瀬戸内海の美しい景色が評判で、訪れる観光客は多い。また、室町時代の再建といわれる屋島寺は国指定の重要文化財であり、祀られている蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)は四国総狸の大将として崇められている。
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2007/4/17


水天宮 Suitenguu Suitengu Shrine

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 水天宮は、東京都中央区日本橋蛎殻町にある神社である。祭神は、天御中主神、安徳天皇、高倉平中宮、二位の尼とされる。
 久留米の水天宮は久留米藩歴代藩主により崇敬されていた。
 文政元(1818)年、久留米藩主有馬頼徳が江戸・三田の藩江戸屋敷に分霊を勧請した。これが江戸の水天宮の始まりである。
 藩の屋敷内にあったため一般の参拝が難しかったが、人気に応え、毎月5の日に一般人にも開放され、「情け有馬の水天宮」という言葉も生まれた。
 明治四(1871)年、有馬家の屋敷の移転とともに赤坂に遷座し、翌年、有馬家中屋敷のあった現在の日本橋蛎殻町に移転した。
 江戸時代より安産・子授けの神として、厚い信仰を集めている。
 水天宮は、江戸の昔から庶民に親しまれている神社である。
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2007/4/9


しものせき海峡まつり Shimonoseki-kaikyou-matsuri Shimonoseki Channel Festival

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 しものせき海峡まつりは、山口県下関市で毎年五月に行われる祭りである。
 壇ノ浦の戦いにちなんだ祭事であり、多くの行事が行われる。
 中でも先帝祭は、豪奢な衣装に身を包んだ太夫の参拝であり、戦乱を生き延びた平家の女官達が、年に一度安徳天皇の命日のみは女房装束に身を包み、赤間神宮へと参詣を行った事が始まりとされる。後に遊郭の遊女達がその心意気を継ぎ、参拝を続けたのが、現在の上臈道中といわれる歴史の深い行事である。
 これ以外にも、紅旗、白旗や幟をたなびかせた200以上の船に鎧武者が乗り込み、水上での行列を行う源平船合戦や、巌流島での武蔵と小次郎の決闘を再現する巌流島フェスティバルなどのイベントが各地で繰り広げられる。
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2007/1/24


下時国家 Shimo-tokikunike Shimo-Tokikuni House

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 平家の子孫、平時国(たいらのときくに)を祖とする家。壇ノ浦の合戦後、平家の武将、平時忠(たいらのときだた)は能登に流され、その後、輪島に移り住み、時国家(ときくにけ)の祖となる平時国が生まれたとされている。
 時国は平家を捨て、姓を時国とした。貧困に喘ぐ輪島の農村・農民を助け、人心を得てこの地の豪農となり、江戸時代には、庄屋として名字帯刀を許可された。
 十三代籐左右衛門時保の時、次男の千松が分家、下時国家を名乗る。藩の山役や塩吟味役などを勤め、本家とともに繁栄した。
 現在の住宅は寛文十(1670)年、分家の時の建築、と言われているが確証はない。
 奥能登農家の大型の家屋で、土間が広いのが特徴である。庭園も国指定の名勝。
 壇ノ浦の戦いで命を落とした安徳天皇を祀り、能登安徳合祀時国家とも呼ばれる。
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2006/12/22


剣山山渓 Tsurugi-yama-sankei Tsurugi Mountain Valley

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 剣山山渓(ツルギヤマサンケイ)は、徳島県三好市東祖谷に存在する、紀州や瀬戸内海、足摺岬までも見渡せる見事な眺望を誇る、標高1955mの尾根である。
 安徳天皇の剣を山中に隠したという伝説からこの名が付いたとされ、山岳信仰の霊山として広く知られている。
 剣山は石鎚山に次ぐ西日本第二の高峰で、剣山系の山々はブナ、ツガなどの大樹の原生林、そして山頂部一面に広がる草原状のミヤマクマザサ、春のシャクナゲをはじめとする多くの高山植物が自生し、季節ごとに可憐な花を咲かせる自然界の動植物の宝庫である。
 剣山の東部にある一ノ森は、五葉松とシコクシラベ、日の出の美しい名所として知られている。
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