|
日本の闘牛は全国五地域でしか行われていない。そのひとつ、島根県隠岐の島町に伝わる闘牛は「牛突き(うしづき)」と呼ばれる。島では年に三回の本大会が開催されるが、その千秋楽を飾るのが毎年一〇月一三日の「一夜嶽(いちやだけ)牛突大会」である。隠岐闘牛独特の絢爛豪華な土俵入りが披露される。
隠岐の牛突きは、承久(じょうきゅう)の乱に敗れ隠岐に流された後鳥羽(ごとば)上皇を、島民が慰めるために始めたのが起源とされ、七百年以上の歴史を持つ。隠岐では、子牛のときから角を内側へ矯正するなどして格闘専用に飼育される。また、牛に綱を付けて突かせるのが特徴で、上皇の御前で突かせたため、万一に備えて綱を付けた名残といわれている。
勝敗を握る綱取り男の厳しいかけ声に、八百キロ~一トンもの巨体がぶつかり合う。鋭く削った角で突き合い、血を流しながらの勝負が数十分、時には一時間にも及ぶ。一方の牛が悲鳴を上げて逃げ出した瞬間に勝敗が決する。
隠岐の牛突きは、承久(じょうきゅう)の乱に敗れ隠岐に流された後鳥羽(ごとば)上皇を、島民が慰めるために始めたのが起源とされ、七百年以上の歴史を持つ。隠岐では、子牛のときから角を内側へ矯正するなどして格闘専用に飼育される。また、牛に綱を付けて突かせるのが特徴で、上皇の御前で突かせたため、万一に備えて綱を付けた名残といわれている。
勝敗を握る綱取り男の厳しいかけ声に、八百キロ~一トンもの巨体がぶつかり合う。鋭く削った角で突き合い、血を流しながらの勝負が数十分、時には一時間にも及ぶ。一方の牛が悲鳴を上げて逃げ出した瞬間に勝敗が決する。
[+ADDRESS] |