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鍛金(たんきん)家の奥山峰石氏は、昭和十(1935)年、山形県新庄市の生まれ。平成七(1995)年、鍛金(たんきん)の技術で、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
鍛金(たんきん)は、熱して薄く延ばした銀などを「あて金」に乗せ、木づちや金づちでたたきながら器物をつくる成型技能だ。
この世界に入ったきっかけは「生きるため」。十五歳で上京し、銀器職人の笠原宗峰氏に弟子入り、二七歳で独立した。以降、職人に徹して寝る間を惜しんで商品を造る。
転機は、昭和50年頃のオイルショック。受注が激減し、創作意欲を自分の作品創りに傾けたのが、作家になる転機であった。やがて実力が認められ、昭和五十九(1984)年、伝統工芸日本金工展で文化庁長官賞を受賞するなど、数々の賞に輝く。納得いく作品を創るために、ひとつの作品に数ヶ月かけることもあるという。
鍛金(たんきん)は、熱して薄く延ばした銀などを「あて金」に乗せ、木づちや金づちでたたきながら器物をつくる成型技能だ。
この世界に入ったきっかけは「生きるため」。十五歳で上京し、銀器職人の笠原宗峰氏に弟子入り、二七歳で独立した。以降、職人に徹して寝る間を惜しんで商品を造る。
転機は、昭和50年頃のオイルショック。受注が激減し、創作意欲を自分の作品創りに傾けたのが、作家になる転機であった。やがて実力が認められ、昭和五十九(1984)年、伝統工芸日本金工展で文化庁長官賞を受賞するなど、数々の賞に輝く。納得いく作品を創るために、ひとつの作品に数ヶ月かけることもあるという。
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