NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/15


狂言 Kyougen Kyogen

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 狂言は室町時代に成立した日本の伝統芸能。能と同時期に猿楽から発生したものとされる。
 現在「能楽」と称される場合は式三番、能、狂言の三種類をさす。
 単体で演じられる本狂言、能の幕間の際に解説、息抜きで演じられる間狂言、祝い事に使われ、歌舞伎でも演じられる三番叟に大別される。
 面を使い、舞踏と劇の要素が多く、悲劇的な演目が主体の能に対して、狂言は物まねや台詞劇が多く、喜劇、滑稽話などが主体で演じられる。
 日本最初の喜劇であり、軽業、曲芸などとは異なり、話の筋や言葉遊び、風刺が使われるのが特徴。
 主役をシテ、脇役をアドと称して演じる。衣装と面は能に比べれば簡素であり、演じるものも庶民や喜劇的な悪役などが多く、神霊が多い能と対照的で古来の庶民劇を今に伝える。
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2007/2/1


竹生島 Chikubu-shima Chikubu Island

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 竹生島(ちくぶしま)は、滋賀県長浜市にある、琵琶湖の北部に浮かぶ面積0.14平方km、最高標高197mの島である。国指定名勝および国指定史跡。
 葛籠尾崎(つづらおさき)の南約2kmに位置する。全島が針葉樹で覆われており、琵琶湖八景の一つにも数えられている。また能や平曲、近世邦楽でも取り上げられている。
 古来より信仰の対象となった島で、神の棲む島とも言われる。南部には日本三大弁天のひとつ竹生島神社と、西国三十三箇所三十番札所の宝厳寺(本尊は大弁財天)がある。
 島の周辺は深く、西側付近は琵琶湖最深部である。北の葛籠尾崎との間には湖底遺跡があり、水深70mほどの湖底から多数の土器が引き揚げられている。
 竹生島は、古い歴史と神話を持つ、伝統ある島である。
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2007/1/30


甲田綏郎(人間国宝) Kouda Yoshio Yoshio Koda (Living National Treasure)

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 昭和四(1929)年生まれ。精好仙台平(せいごうせんだいひら)で、国の重要無形文化財(人間国宝)に認定されている。
 精好仙台平は、高級な絹袴地で、上質な生糸を藁灰(わらはい)で練り、植物染料を用いて手織機により二度打ちしてできる、独特の風合いを持つ織物だ。
 甲田綏郎(よしお)氏は早くから父・甲田栄祐氏(昭和31年「精好仙台平」人間国宝認定)に師事し、伝統技法を習得した。
 父の栄祐氏が昭和四十(1965)年に亡くなった後も仙台市で、甲田綏郎氏が後継者としてその伝統を継承している。父の指導とあいまって、伝統技法を守るとともに独自の意匠の優れた織りを紡ぐことに専念。いまでは、全国でも唯一の現役の技術保持者だという。
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2007/1/9


京陶人形 Kyo-tohningyo Kyoto Ceramic Dolls

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 日本は人形の宝庫といわれるが、とりわけ京都での人形作りの歴史は古い。京陶人形は、京都で作られている彩色した素焼き人形だ。素朴でやさしいイメージを持つ反面、極めて繊細で華美な雰囲気を併せ持つ魅力あふれる工芸品だ。
 仏師や能面師たちはかつて、上流階級に珍重された加茂人形や、御所人形などを作っていたが、江戸時代に型が発明され、大量生産が可能になると、庶民に人形が親しまれるようになった。京陶人形はそうした人形のひとつであり、安価で気取りのない愛玩用の人形として人気を博したという。明治末期に博多人形師との交流の中から新しい時代感覚と芸術的な創造力をプラスして生まれたのが今の京陶人形である。
 基本的に多品種・少量生産なので、作られる形は多種多様。雛人形や節句もの、歴史をたどる時代もの、干支ものや土鈴など様々。特に干支ものの土鈴は縁起物として高い人気を集めている。
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2007/1/6


佐太神社 Sada-jinja Sada Shrine

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 島根県松江市にある佐蛇川の側にある神社。
 出雲大社に次ぐ二の宮として勢力を誇っていた古社で1684年に建築された。
 大社造りの本殿が三殿に並列する。本殿には十二柱の神々を祀り、扇面絵画が描かれた物としては国内最古クラスである彩絵桧扇(さいえひおおぎ)がある。全国各地の里神楽に影響を与えたとされる佐陀神能など国指定の文化財も数多く所有する。
 9月24日の御座替(ござかえ)祭、25日の例祭は有名で、国の重要無形文化財に指定されている佐陀神能(さだしんのう)を演舞する。
 また11月に執り行われる神在祭(じんざいさい)は八百万(やおよろず)の神々が集まり、火難、水難をはじめ一切の災厄を除くためのもので「神在の社」とも呼ばれている。
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