産着 Ubugi Ubugi
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産着(うぶぎ)は初着とも書き、習慣として広まったのは江戸時代頃からである。当時は赤ん坊が生まれても、数日で命が果ててしまうことは珍しいことではなく、なんとか赤子が悪霊の目に触れず、天に召さることのないようにと、わざわざ古着で作った着物を着せたりしていた。
この生まれたての赤子に着せかける着物を産着と言うが、始めは袖のない「おくるみ」という小布団のようなものでくるみ、三ないし七日後に袖口のある「手通し」というものを着せた。
赤ん坊が無事生きてゆけそうだとなった頃、氏神様にお参りし、氏子となる「お宮参り」を行う。男児は生後三一日目、女児は三二日目頃に参り、その折には里から送られた初着を掛け衣装としてまとった。この際に晴着として着せかける初着は、赤青黄色などの華やかなものが良いとされ、男児は熨斗目(のしめ)、女児は柄模様で、御所車や手鞠、小鼓の柄が花で囲まれたものが多い。
産着は、様々にかたちを変え、赤ちゃんを災いから守っているようにもみえる。
この生まれたての赤子に着せかける着物を産着と言うが、始めは袖のない「おくるみ」という小布団のようなものでくるみ、三ないし七日後に袖口のある「手通し」というものを着せた。
赤ん坊が無事生きてゆけそうだとなった頃、氏神様にお参りし、氏子となる「お宮参り」を行う。男児は生後三一日目、女児は三二日目頃に参り、その折には里から送られた初着を掛け衣装としてまとった。この際に晴着として着せかける初着は、赤青黄色などの華やかなものが良いとされ、男児は熨斗目(のしめ)、女児は柄模様で、御所車や手鞠、小鼓の柄が花で囲まれたものが多い。
産着は、様々にかたちを変え、赤ちゃんを災いから守っているようにもみえる。
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