NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/7/10


華月館 Kagetsu-kan Kagetsukan Guesthouse

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 華月館(かげつかん)は、北海道滝川市内にある市指定文化財で、その成り立ちは大正初期に遡る。
 元々は明治三十(1897)年に建てられた旧御料局舎で、それを大正初期に三浦屋という旅館が払い下げを受け、奥座敷として利用する事となった。
 その後、増改築を受けて和洋折衷の趣のある建物として生まれ変わり、要人宿泊時などの貴賓室として利用されることとなる。
 それからは、長らく各界著名人なども宿泊する有名旅館としての役割を果たし、昭和五五(1980)年、開基90周年を記念した更なる増改築が施された上で、建物は滝川市に寄贈される。
 市は歴史あるこの建物の名称を「華月館」と改め、指定文化財として保存していくこととなった。
 明治から大正期の民間高級住宅の趣を色濃く残し、和洋折衷による重厚さと格調の高さがここが貴賓館だったことを今に伝えている。また館内には宿泊した著名人たちのゆかりの品も展示されている。
 ロマン漂う室内で過ごせば、ちょっとした文豪の気分を味わえるだろう。
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2007/4/18


気仙川 Kesen-gawa The Kesen River

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 気仙川は、岩手県気仙郡を流れる川である。
 その源は標高1013メートルの高清水山に発し、全長44キロの比較的小さな2級河川である。
 気仙川の水利用は古くから行われ、灌漑用水の水源及び発電などに利用されており、特に下流部は広大な耕地を有し、気仙地域の穀倉地帯となっている。
 かつては五葉川、有住川などと呼ばれた岩手の清流を代表する川で、アユ、ヤマメ、イワナなど、魚類の宝庫として有名である。
 全国的に知られる渓流釣りのメッカであり、3〜10月までは釣人で賑わっている。 いくつかの支流の奥には、大滝、小滝、白糸の滝など、都会では体験できない手つかづの自然の世界に触れることができる。
 気仙川は、誰でも自然を楽しむ事が出来る河川である。
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2007/3/7


水向地蔵 Mizumuke-jizou 

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 水向地蔵は和歌山県伊都郡、高野山奥の院に位置する菩薩、明王像の事。
 高野山奥の院、玉川にかかる御廟橋の袂に建てられた地蔵菩薩、観音菩薩、不動明王などの像を総称して水向地蔵と言う。
 元々は地蔵菩薩と不動明王が一体のみであったが、後に数を増し現在の姿となった。
 祖霊や亡くなった方への冥福を祈り供養を行なうもので、諸地蔵には経木を供え、水を注ぐことからこの名で呼ばれている。
 地蔵菩薩の足元に水を注ぐ行いは施餓鬼にも通じ、縁者だけではない、全ての死者に対しての供養として、訪れる参拝客が熱心に祈りをささげている。
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2007/2/12


奥殿陣屋 Okudono-jinya 

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 愛知県岡崎市にある、歴史的建造物。
 その歴史は、松平真次が2代将軍秀忠の家来として大阪夏の陣で功績をあげ、大番頭となったのち、三河の地で、子孫である4代乗真が奥殿藩の拠点に陣屋を作ったのが創建である。場内には書院、金鳳亭、蓬莱の庭など、たくさんの歴史建造物が見られる。
 持統天皇が命名されたと伝えられる村積山の麓、徳川氏の発祥地松平郷に程近く、1万6千石の親藩として奥殿藩の歴史と文化を今に残している。
 現在は自然公園になっており、花園苑には春の山桜をはじめ、ユキヤナギ、スイセンからバラ・花菖蒲・あじさい・ユリ・はぎ・もみじ・つばきなど四季折々に美しく咲きほこる花の姿を見ることができる。
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2007/1/29


三上山 Mikami-yama Mt. Mikami

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 三上山は、滋賀県野洲市にある美しい形の山である。
 琵琶湖の南に位置する三上山は、標高こそ432mと低いものの完全な独立峰である。
 綺麗な円錐形をしており、なだらかな稜線を描くその美しい姿から「近江富士」と呼ばれている。
 西麓の御上神社の奥宮が頂上に祀られており、山自体に神が宿る神体山とされる。
 また、この山を7巻半した大ムカデを武将・俵藤太が弓矢で退治したという伝説から、ムカデ山の別名もある。
 琵琶湖の北のほうからも良く見えるので、ボート・ヨットマンにとっての重要なランドマークとなっている。
 現在は、元旦の初日の出登山大会や、9月下旬から11月上旬にかけてのマツタケ狩りなどでも有名である。
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2007/1/26


津江川の清流 Tsuekawa-no-seiryuu The Clear Tsue River

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 津江川は、大分県日田市中津江村の中を流れる、筑後川の源流の一つである。
 西は福岡県、南は熊本県に接する境界地で、隣の日田市上津江村とともに大分県内で最も山深い場所である。
 中津江村の中央を流れる津江川は透き通っており、清流は冷たく、ほんのり甘い。
 9つの支流が合流する津江川は、いたる所で見事な渓谷美をみせてくれる。この水の流れを満々と湛える下筌ダムでは、四季折々に自然の美しさを堪能できる。
 ここは筑後川最上流部の鮎釣りの場所であり、最も美味しい鮎が釣れる場所でもある。津江川水系の鮎は、香りが高くて身が引き締まり、脂が乗っている最高級品として知られている。
 津江川の清流は、太公望も喜ぶ澄み切った流れが特徴である。
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2007/1/11


久米島海岸の畳石 Kumejimakaiganno-Tatamiisi The Tatami Rocks of Kumejima Island Beach

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 久米島海岸の畳石は、沖縄の奥武島にある、面白い形をした岩が均等に並んでいる海岸である。
 久米島の東に位置する周囲4kmの小さな離島、奥武島の南側には直径1m〜2mの五角形・六角形の奇石群が存在する。平滑な石が畳のように敷き詰められた様から畳石と呼ばれている。一見すると、亀の甲の様にも見える。
 奥武とは、風葬地の離れ島の意味であり、元は無人島であった。
 この島は基本的にはサトウキビなどの畑しかない。唯一の見所が畳石海岸である。ここは海水浴場にもなっている。
 岩ひとつの大きさは直径1mくらいで、全体でおよそ千個あるといわれている。この石群は溶岩が冷え固まる時に冷却面に対して垂直に割れ目が走ってできる柱状節理で、これだけ広がりのある場所は全国的にも珍しい。
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