NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/8


東松家住宅 Toumatsu-ke-jyuutaku 

Jp

 愛知県名古屋市にあった、日本の伝統建築様式をもつ建物。現在は愛媛県犬山市の「博物館明治村」に移設。国重要文化財に指定されている。
 歴史は江戸時代の油屋から始まり、明治の初めまで続いた。当時平屋であったが、明治34年に3階立てに増改築された。
 建物の特徴は、間口より奥の深い典型的な町屋である。京の都では「うなぎの寝床」と呼ばれたりする。
 通り抜けの「土間」は3階まで吹き抜けになっていて、高窓から光が十分に差し込み、室内は明るい。2階には茶室があり、露地に見立てた廊下、待合、原叟床(げんそうどこ)風の床框(とこがまち)や墨蹟(ぼくせき)窓などが備えられている。
 木造の3階建ては日本では江戸時代の上流階級を除き、明治初めから大正の初めまでの50年間しか許可されなかったため、貴重な建築物として保存されている。
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2007/1/25


夢二生家 Yumeji-seika The Birthplace of Yumeji Takehisa

Jp En

 岡山県瀬戸内市にある「夢二郷土美術館分館」には、竹久夢二が16歳まで過ごした生家を保存、公開している。多感な幼少年時代を過ごした部屋や茅葺の屋根も生前そのままの姿で見ることができる。
 大正ロマンを代表する、漂泊と叙情の画家詩人竹久夢二は、明治17年、邑久町にあるこの家で生まれた。美しい山河に囲まれた恵まれた風土のこのふるさと、そしてこの生家こそ夢二芸術の原点と言える。
 ここには夢二の素描、版画などの作品も展示されており、窓の桟には嫁いだ姉を慕って落書きした跡も残っているという。入口には夢二の良き理解者であった有島生馬の筆による「竹久夢二ここに生る」の碑が立つ。隣には、夢二自らの設計によるアトリエを復元した、「夢二少年山荘」も併設しており、夢二ファンなら一度は訪れたいスポットである。
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