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2008/7/28


柿田川湧水群 Kakitagawa-Yuusuigun 

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 柿田川湧水群(かきたがわゆうすいぐん)は、静岡県駿東郡清水町にある湧水群である。環境庁の名水百選に選ばれている。
 狩野川水系柿田川は、一日百万トンの水量を誇る東洋一の柿田川湧水群を水源に、1200mという日本最短の一級河川として知られている。
 湧水群は、富士山の雪解け水を水源として、市街地の真ん中でこつ然と湧き出している。それがそのまま河川となっている柿田川は、流域に豊かな自然環境を作り、貴重な生態系を維持している。
 流域にはケヤキ、エノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、シイ等温帯性広葉樹林に囲まれ、ホタル、トンボ、チョウ、アブラハヤ、アユ、セリ、トウカイタンポポなど田園地帯から消えつつある動植物が多数見られる。
 柿田川湧水群は、豊富な自然と水量を誇る湧水群である。
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2008/7/22


天の真名井 Ame-no-manai 

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 天の真名井(あめのまない)は、鳥取県米子市淀江町高井谷の高台に湧く水である。環境庁の名水100選のひとつに選ばれている。
 古代から絶えず湧出し、生活に不可欠の水源として遠い昔から大切にされ、地域住民のふれあいの水辺として親しまれている。
 せせらぎや現役の水車の音が響く集落の中の遊歩道を辿ると、薄暗い竹林の中に、ほとばしる源泉と、澄んだ水をたたえた池がある。
 水量は一日2500トンで、水温は14度前後と年中一定しており、夏は冷たく冬は温かい。
 生活用水、農業用水、ニジマス養殖など広く活用されており、平成二(1990)年には周辺整備がなされ、カヤ葺きの水車小屋、あずまや、遊歩道、駐車場が整備された。
 天の真名井は、清浄な水に付けられる最大の敬称が名前の理由とされる、淡々と湧く名水である。
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2008/5/9


穴の谷霊場 Anantan-reijou 

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 穴の谷霊場(あなんたんれいじょう)は、富山県中新川郡上市町黒川にある霊場である。
 霊場は、江戸時代に美濃国の白心法師(はくしんほうし)が3年3ヶ月この地で修行して以来、全国から修行僧が訪れるようになったという。
 穴の谷は三つの洞窟からなっており、古文書では「蛇の穴」と呼ばれていた。
 明治三〇(1897)年、能登の雲外悟道禅師が三年修行して解脱を得てからは、行者穴とも呼ばれている。
 参道から約30m階段を下った谷間には石像の薬師観音堂があり、そこに祀られた薬師如来像右横から湧き出る清水は、難病に効く霊水と言われ、環境庁選定・全国名水百選の一つにも選ばれている。
 穴の谷霊場は、古より伝わる厳かな霊場である。
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2007/10/11


観音水 Kannon-sui 

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 観音水(かんのんすい)は愛媛県西予市宇和町明間にある鍾乳洞から湧き出る水のことである。
 天正時代、明間堂山城主・兵頭藤右衛門一族の一人が京都清水に参拝し、その満願の日に観世音の御姿を見た。その話を聞いた兵頭は、城に尊影を安置し、観世音に「御利生に水を。」と念じたところ山の嶺から清水が湧き出した。これが、観音水のいわれと伝えられる。
 鍾乳洞付近は幽玄の雰囲気を醸し出しており、伝説にあるような観世音の御姿が今にも浮かび上がりそうである。
 観音水は日量8千トンといわれ、一年を通して水温は14度と冷たく、昭和六〇年には環境庁から「全国名水百選」に選ばれている。
 毎日、多くの人々がこの水を求めて訪れる。
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2007/6/20


渾神の清水 Igami-no-Shitsuko 

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 渾神の清水(いがみのしつこ)は、青森県平川市唐竹にある天然の清水である。環境庁指定の日本の名水百選に選ばれている。
 平賀町の中心から軍馬平高原に至る道沿にある湧水で、昔の旅人は、山越えをする前に清水で喉を潤したといわれる。
 平安初期に征夷大将軍として蝦夷を平定した坂上田村麻呂が、眼病を患った時にこの清水で洗眼したところ、たちまち治癒したとの伝説により、「霊泉」として祀られた。
 以来、目神の清水とも呼ばれ、目の守護神として崇められてきた。
 付近には故・葛西覧造の詠んだ「はな礼ては、またも落ちふ清水加那」の句が刻まれた石碑が建立されている。
 渾神の清水は、小公園も整備され、観光客にも親しまれている、霊水としての歴史と雰囲気を持つ名水である。
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2007/6/15


箱島湧水 Hakoshima-yuusui Springs of Hakoshima

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 箱島湧水(はこしまゆうすい)は、群馬県吾妻郡東村箱島に湧き出る清水である。日本名水百選のひとつに選ばれている。
 箱島不動尊境内にある湧水は、榛名湖の伏流水ともいわれ、日量3万トンの湧水量を誇る。
 樹齢500年とも言われる大杉の根本から湧き出ており、榛名湖の水が湧出するものと伝えられている。
 これにまつわる伝説として、怨敵に追われた戦国武将木部氏の妻・北の方が榛名湖に入水し、その供養のために息子の円光上人が湖に沈めた位牌が湧水から出てきたという。木部氏の位牌は、今も不動尊の中に納められている。
 湧き出した水は鳴沢川となり、村内の飲料水や、農業用水、養鱒場用水、県水産試験場用水などにと利用されている。
 箱島湧水は、手の感覚が無くなるほど冷たい名水である。
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城下町 小幡 Jouka-machi Obata Castle Town of Obata

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 城下町・小幡(おばた)とは、群馬県甘楽郡甘楽町小幡にある、小幡氏等が統治した2万石の小さな城下町の事である。
 室町時代の小幡氏にはじまり、織田氏、松平氏の支配下に栄えてきた。
 元名元(1615)年、織田信長次男・信雄を藩祖に、8代152年に渡って統治された。
 街の中央には日本名水百選に選定される雄川堰が流れ、その堰には桜並木が広がる。道路左側には蔵屋敷が続き、幅14mの中小路には武家屋敷の白壁がまぶしい。
 毎年4月の第3日曜には、城下町小幡さくら祭りが開催される。
 鎧・兜に身を固めた馬上の大将に鉄砲隊、女武者などが町中を練り歩く武者行列は壮観で、お祭り広場では火縄銃実演や下仁田荒船太鼓の演奏なども行われる。
 小幡は、江戸時代の面影を強く残している城下町である。
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2007/5/23


山梨 尾白川渓谷 Yamanashi Ojiragawa-keikoku 

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 尾白川渓谷(おじらがわけいこく)は山梨県北杜市を流れ、南アルプス、甲斐駒ケ岳を源流にする渓谷である。
 日本名水百選に選ばれた清流であり、三段の瀑布を持つ神蛇滝(じんじゃたき)、大きな落差を持つ不動滝、清流を湛える千ヶ淵などの急峻な渓流から広い淵まで様々な表情を持つ。
 渓谷に沿って尾白川渓谷道が造られており、竹宇駒ヶ岳神社前宮から不動滝までを歩くことが出来るが、鎖場や木の根なども多い登山道のため、十分な装備の上で訪れることが望ましい。
 一部渓流から離れる尾根道も存在し、こちらのルートは比較的安全なことから、ハイキングコースとして使う登山客も多い。
 季節により、新緑や紅葉が川面に映える絶景を持つ、景勝の地である。
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