雄勝硯 Ogatsu-suzuri
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雄勝硯(おがつすずり)は、宮城県雄勝町に室町時代初期から伝わる伝統工芸品である。
江戸時代初期、牡鹿半島の遠島(とおじま)へ鹿狩りに来た伊達家初代藩主・政宗に、硯二面を献上したところ、いたく称賛され、褒美を授かったという記録が残されている。二代目・忠宗もこの巧みな技に感銘を受け、伊達藩に硯師を召し抱えた。そして硯の原料が採掘される山を「お止め山」として、一般の人々が石を採ることを禁止したといわれている。
雄勝硯の原石である雄勝石は、黒色硬質粘板岩(こくしょくこうしつねんばんがん)であり、粒子や光沢が均等な品質で知られている。石の特徴は、純黒色で圧縮や曲げに強くて給水率が低く、化学的作用や永い年月でも変質しない性質がある。
墨をする際に歯の役割を果たす鋒鋩(ほうぼう)という部分は、硯のなかで最も大切な部分とされている。この鋒鋩の荒さや細さ、堅さ、柔らかさが程よいバランスになることで、黒または暗い藍色に仕上がり、石肌の自然模様が滑らかな姿となり映し出される。
江戸時代初期、牡鹿半島の遠島(とおじま)へ鹿狩りに来た伊達家初代藩主・政宗に、硯二面を献上したところ、いたく称賛され、褒美を授かったという記録が残されている。二代目・忠宗もこの巧みな技に感銘を受け、伊達藩に硯師を召し抱えた。そして硯の原料が採掘される山を「お止め山」として、一般の人々が石を採ることを禁止したといわれている。
雄勝硯の原石である雄勝石は、黒色硬質粘板岩(こくしょくこうしつねんばんがん)であり、粒子や光沢が均等な品質で知られている。石の特徴は、純黒色で圧縮や曲げに強くて給水率が低く、化学的作用や永い年月でも変質しない性質がある。
墨をする際に歯の役割を果たす鋒鋩(ほうぼう)という部分は、硯のなかで最も大切な部分とされている。この鋒鋩の荒さや細さ、堅さ、柔らかさが程よいバランスになることで、黒または暗い藍色に仕上がり、石肌の自然模様が滑らかな姿となり映し出される。
- 住所
- 986-1333 宮城県石巻市雄勝町雄勝字寺53-1
- 名前
- 雄勝硯生産販売協同組合
- 電話
- 0225-57-2632
- HP
- http://www4.famille.ne.jp/~suzuri/