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2007/1/28


芝山漆器 Sibayama-sikki Shibayama Lacquerware

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 芝山漆器(横浜芝山漆器)は、神奈川県の横浜で生産される伝統工芸品である。
 安永年間(1775年頃)、下総の国に芝山村があり、大野木専蔵(後の芝山専蔵)が芝山象嵌を始めたのが始まりである。
 横浜で行われるようになったのは、その子孫芝山宗一の頃からで、芝山細工に工夫を加え横浜調の芝山漆器を作りだした。
 芝山漆器は、器物の表面に動物の骨や牙、象牙などを中心に貝やベッコウ、珊瑚などを細工して嵌め込んだもので、通常行われている螺鈿などと異なり立体的で変化にとみ、見る人をその豪華さと手作りの繊細な美しさで魅了する。
 明治・大正と隆盛を誇った芝山漆器も、震災や空襲などで職人が離散し、現在ではわずかな数の継承者しかいない。
 芝山漆器は、伝統を今に伝える繊細な工芸品である。
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小田原漆器 Odawara-sikki Odawara Lacquerware

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 小田原漆器は、神奈川県小田原市にて焼かれる伝統工芸品である。
 小田原漆器は、室町時代中期に箱根山系の豊富な木材を使用し、木地挽きされた器物に漆を塗ったのが始まりといわれている。
 その後、北条早雲より第3代北条氏康が塗師を城下に招いたことから、彩漆塗の技法が始められ、小田原漆器は発展していった。
 江戸時代中期には実用漆器として継続的に江戸に出荷するなど、箱根関所を要する東海道屈指の城下町、宿場町として漆器づくり技術が確立された。
 小田原漆器は、ケヤキ材などが持つ自然の木目を活かした「すり漆塗り」や「木地呂塗り」を特徴としており、盆、椀、鉢、皿等が主な製品となっている。
 1984年、経済産業大臣より伝統的工芸品として指定される。
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