奥出雲玉鋼工芸品 Okuizumo-tamahagane-kougeihin Oku-Izumi Tama-steel handicraft
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島根県奥出雲地方の製鉄で栄えた町の美術工芸品。
室町時代から始った製鉄作りの地は「古事記」に伝わる八岐の大蛇退治伝説の地である。宝剣の草薙剣が大蛇の尾から現れたという伝説があるように、古くから製鉄技術が発達し、優れた鋼の産地であった。
明治中期まで、奥出雲を中心として産出される鉄は日本の需要の70%を満たしていた。しかし、鉄の需要が広まり、手間のかからない製鉄技術が一般化し、玉鋼技術は昭和40年代に日本から消えた。
日本で唯一、鳥上木炭鉄工場の「日保刀たたら」が残った。玉鋼や和鉄は、古来の製錬法(鉄穴流し)によって、砂鉄を原料とした「たたら」で製造される。この玉鋼は粘着性の大きさが特徴で、十分な打ち返しや鍛錬が可能であるため強靭で地刃の美しい刃物を生む。
現在もなお手作りで製作されているもので、和鉄工芸品の新作にも意欲的に取り組むなど伝統の保存と生産研究を続けている。
室町時代から始った製鉄作りの地は「古事記」に伝わる八岐の大蛇退治伝説の地である。宝剣の草薙剣が大蛇の尾から現れたという伝説があるように、古くから製鉄技術が発達し、優れた鋼の産地であった。
明治中期まで、奥出雲を中心として産出される鉄は日本の需要の70%を満たしていた。しかし、鉄の需要が広まり、手間のかからない製鉄技術が一般化し、玉鋼技術は昭和40年代に日本から消えた。
日本で唯一、鳥上木炭鉄工場の「日保刀たたら」が残った。玉鋼や和鉄は、古来の製錬法(鉄穴流し)によって、砂鉄を原料とした「たたら」で製造される。この玉鋼は粘着性の大きさが特徴で、十分な打ち返しや鍛錬が可能であるため強靭で地刃の美しい刃物を生む。
現在もなお手作りで製作されているもので、和鉄工芸品の新作にも意欲的に取り組むなど伝統の保存と生産研究を続けている。
- 住所
- 699-1832 島根県仁多郡奥出雲町横田1037
- 名前
- 奥出雲町
- 電話
- 0854-52-2674
- HP
- http://www.town.okuizumo.shimane.jp/