NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/7


能代 役七夕・シャチ流し Noshiro-yaku-tanabata Shachi-nagashi Shachi Float in Noshiro Yakutanabata Festival

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 能代の役七夕(のしろやくたなばた)、シャチ流し(しゃちながし)は、秋田県北部、日本海に面した能代市にて毎年8月上旬に行われる。
 役七夕の起源は阿倍比羅夫や坂上田村麻呂が蝦夷との戦いに灯籠を用いたことに由来すると伝えられ、炎暑の眠気を払い、秋の豊作を祈願して、最後に疫病払いのために灯籠を焼き流したのが始まりとも言われる。
 役七夕では、聳えるような迫力ある高い灯籠が、のびやかな笛の音、夜空に響き渡る太鼓の音に乗り、田楽を先頭に、大勢の人々に引かれて町を練り歩く。
 そして、最終日には、灯籠上部のシャチを米代川に流すシャチ流しが行われる。
 お囃子が止み、街頭の灯りが消え、辺りは静寂に包まれる。川面に浮かぶイカダにのせられたシャチに火が放たれ、威勢の良かったお囃子が、寂しい調べを奏でる中、米代川から日本海へと焼き流されて行く。
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2007/8/23


恋の水神社 Koi-no-mizu-jinja 

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 知多半島のほぼ中心にある美浜町に、縁結びの神様として知られている恋の水神社(こいのみずじんじゃ)がある。美都波能女之命(みずはのめのみこと)が祀られている。
 もともと延命長寿に効く神水とされていたが、悲恋物語によって縁結びに御利益があるといわれるようになった。
 平安時代末期に、桜町成範大納言の娘である桜姫が、恋人・青町の患う病に効く水があると聞き、桜姫はこの社を訪れたが、ついに水に辿りつけぬままに息絶えたという伝説がある。そのことから「恋の水神社」という名前が付けられた。
 境内の中心に、病気の中でも特に恋の病に効くといわれる「恋の水」が湧いている。紙コップに願い事を書き込み、そこに万病に効くという神水を半分ほど汲み、お供えするとご利益があるといわれている。
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2007/2/14


滝谷不動明王寺 Takidani-fudou-myouou-ji Takidani Fudo Myo-o Temple

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 滝谷不動明王寺は大阪府富田林市に位置する真言宗智山派の寺。山号は滝谷山。日本三大不動の一つとして知られる。
 厄除、眼病平癒のご利益があるとされ「目の神様」、「芽の出る不動様」とも呼ばれる。
 弘仁十二(821)年、弘法大師空海により開基。寛正四(1463)年、戦火により嶽山の中腹から現在の場所に移築された。
 本尊である不動明王立像と脇侍の矜羯羅(こんがら)、制咤迦(せいたか)童子立像は空海の作と伝えられ、国の重要文化財に指定されている。
 毎月28日は不動尊御縁日が行なわれ、周囲に出店が立ち並ぶ歩行者天国となり、3万人の参拝客が訪れる。
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2007/1/23


大岩の藤水 Ooiwano-fujimizu Fuji Water of Ooiwa

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 富山県中新川郡にある大岩山日石寺の境内の中には「藤水」という霊水がある。眼病に霊験がある水と伝えられている。
 「越中旧自記(えっちゅうくじき)」にはこんな言い伝えが残っている。「元禄十五(1702)年、越後のある目の不自由な百姓が、不動明王から『日石寺の滝の脇に藤木が有る。その下の水で目を洗え』とお告げを受けた。さっそくその水で目を洗ったところ目が開いたという」。
 この伝説から、大岩日石寺にある岩仏の不動明王(国の重要文化財)の周りをめぐってこんこんと湧き出る清水は「藤水」と呼ばれ、眼病に霊験あり、と古くから人々に信じられてきたのである。
 境内にはメグスリノキ(目薬の木)も生えており老眼に効能があるとされ、現在では煎じ用の乾燥メグスリノキが販売され、参拝客の人気を集めているという。
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2007/1/19


鯉 Koi Koi Carp

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 原産は中央アジア。淡水魚。中国では魚類の代表とされる。黄河の竜門を、他の魚は登ることはできなかったが、鯉だけが登ることができ、神通力を得て竜となったという登竜門伝説が残り、出世魚として祝いを意味する。端午の節句に鯉のぼりを飾るのは、登竜門伝説による。
 日本書紀に、鯉が観賞の対象であった内容の記述もあり、日本では古くから観賞用として飼育されていた。また、鯉は生命力が強く、滋養に優れ、産後の肥立ちや母乳が出ない婦人への栄養食、また心臓や呼吸器の病の特効薬とされた。
 かつては鯛(たい)より鯉(こい)の方が上位とされ、祝宴には欠かせない魚であったが、鯉の腹びれは子留めの意があるとされ、婚礼にはタブーであった。
 日本の鯉は、中国から輸入されたという説があったが、琵琶湖などに野生の鯉が分布し、昔からの自然分布とされている。
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