三河万歳 Mikawa-manzai
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新年を祝う歌舞として、愛知県に伝わる伝統芸能。万歳は新春の祝福芸とされ、現在の「漫才」の元祖となる。中啓(扇の一種)を持った太夫(たゆう)と鼓を打つ才蔵(さいぞう)のコンビが祝文を掛け合いながら舞う姿は、人々の笑いを誘いながら福をもたらすと考えられていた。
万歳の起源をたどると、およそ700年以上の歴史があると伝えられている。江戸時代には三河出身の徳川家によって優遇され、太夫は武士の特権である帯刀、大紋の着用が許可され、才蔵も素襖を着用し、頭に侍烏帽子を着けることが許された。大名屋敷での万歳や江戸城の元旦の開門の儀式を司るなどして全盛期を迎えたが、戦時下は巡業が困難となり、時代の変化とともに衰退した。
現在は、西尾市、安城市、幸田町において保存会が結成され、1975年に愛知県の無形民俗文化財に指定されている。
万歳の起源をたどると、およそ700年以上の歴史があると伝えられている。江戸時代には三河出身の徳川家によって優遇され、太夫は武士の特権である帯刀、大紋の着用が許可され、才蔵も素襖を着用し、頭に侍烏帽子を着けることが許された。大名屋敷での万歳や江戸城の元旦の開門の儀式を司るなどして全盛期を迎えたが、戦時下は巡業が困難となり、時代の変化とともに衰退した。
現在は、西尾市、安城市、幸田町において保存会が結成され、1975年に愛知県の無形民俗文化財に指定されている。
- 住所
- 445-0000 愛知県西尾市 愛知県安城市 愛知県幸田町
- 名前
- 三河万歳