名塩雁皮紙 Najio-ganpishi Najio Ganpi Paper
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兵庫県西宮市北部の山間地・名塩で江戸時代から作られてきた「名塩雁皮(がんぴ)紙」。四百年の歴史を持つ伝統工芸品だ。
製法の最大の特徴は、「漉き船」という杉の木の箱の前に座って作業する「溜め漉き」だ。他の産地では、大量に効率よく生産できるように立って行う「流し漉き」が一般的。名塩雁皮紙の製法は、熟練した技を持ってしても1日に100枚が限度だという。
名塩雁皮紙は、滑らかでしっとりとした光沢、渋みのある独特の風合い、日焼けや虫に強く、壁紙や画紙として文化財の修復には欠かせない名塩和紙。しかし、今では専業の漉き手は、人間国宝の谷野武信氏を含めわずか2人。西宮市では、平成元(1989)年に「名塩和紙学習館」を建設し、後継者育成にも力を入れているという。
製法の最大の特徴は、「漉き船」という杉の木の箱の前に座って作業する「溜め漉き」だ。他の産地では、大量に効率よく生産できるように立って行う「流し漉き」が一般的。名塩雁皮紙の製法は、熟練した技を持ってしても1日に100枚が限度だという。
名塩雁皮紙は、滑らかでしっとりとした光沢、渋みのある独特の風合い、日焼けや虫に強く、壁紙や画紙として文化財の修復には欠かせない名塩和紙。しかし、今では専業の漉き手は、人間国宝の谷野武信氏を含めわずか2人。西宮市では、平成元(1989)年に「名塩和紙学習館」を建設し、後継者育成にも力を入れているという。
- 住所
- 669-1147 兵庫県西宮市名塩
- 名前
- 名塩雁皮紙