NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/7


津屋崎人形 Tsuyazaki-ningyou 

Jp

 津屋崎人形(つやざきにんぎょう)は、福岡県津屋崎町津屋崎にて造られる人形である。
 一般的に、流し型による薄い造りの博多人形に対し、津屋崎人形は「二枚型による手押し」製法により作られ、分厚く重厚にして安定感がある。
 しかし、この製法は熟練技術を要するため量産に向かず、今では珍しい作り方となってしまった。
 津屋崎人形は、顔料を水とニカワでのばして使用しており、色あせに強く、独特のあざやかな色彩を誇る。
 伝統的なモマ笛(フクロウのような音色)、干支人形、ひな人形や武者人形はもちろん、招き猫や福助さん、滑稽ものなど、みな何とも言えない魅力的な品々である。
 津屋崎人形は、素朴でユーモラスな、いつまでも大切にしたい人形である。
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2007/1/23


とやま土人形 Toyama-tuchiningyo Toyama Clay Dolls

Jp En

 江戸時代から継承されている伝統工芸品、「とやま土人形」。丸々とした形と表情が素朴で愛らしい。
 とやま土人形の歴史は、今から150年前、嘉永年間(1848〜54年)に始まる。富山十代藩主前田利保が、名古屋の陶工、広瀬秀信を呼び寄せて千歳御殿に窯を築いて千歳焼を作り、続いてその子安次郎が「天神臥牛」を献上したのがはじまりとされる。
 江戸時代末期以降、作風や形も発展し、縁起物や子どもの玩具として民衆に親しまれたという。
 当時、城下に土人形家は数軒あったが現在土人形師は広瀬家より技法を受け継いだ渡辺家の信秀氏ただひとりとなっている。
 富山市では、伝統の灯を守るために、「とやま土人形伝承会」を発足させ、市を上げて後継者の育成に取り組んでいるという。
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