NIPPON Kichi - 日本吉

記事数40件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/5/26


正宝院 Shoubou-in 

Jp

 正宝院(しょうぼういん)は、東京都台東区竜泉にある修験系天台宗の単立寺院である。本尊は不動明王。下谷七福神の恵比寿も祀っており、関東三十六不動霊場第24番札所とされる。
 享禄三(1530)年、修験者として修行後に諸国を巡歴していた正山上人は、この地に泊まった時に不動明王の加護を象徴する龍の夢を見た。上人は村人達の息災延命と、自らの旅の安全を祈って不動明王を刻み、この地に奉安したのがはじまりという。
 創建後まもなく、寺の住職が修行のため、本尊の不動尊を背負って大峯山まで運んだ。その間江戸の寺にて、不動尊の分身を携えた人々が集まり一心に祈ったところ、不動尊は一夜にして大峯山から江戸に飛び帰ったという。以来、飛不動尊と呼ばれるようになった。
 正宝院は、近年航空機の発達と飛不動が結びつき、航空安全を奉じられるようにもなった寺である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/4/4


雄飛滝 Yuuhi-daki The Yuhidaki Waterfall

Jp En

 静岡県の伊豆市修善寺町北端にある山田地区に、雄飛滝(ゆうひだき)がある。
 沼津と修善寺の境にある滝で、全長30メートルあり、上段20メートル、下段10メートルに分かれている。
 この地方独特の地層で、石を積み上げた様な岩肌を流れる美しい雄飛滝は、滝の下に不動明王を祀っている。
 近くの山道には八重桜の並木があり、4月の下旬に満開の花を咲かせる。また滝へ降りる道沿いにはあじさいが植えられ、6月には別の美しい姿を見せる。
 また冬になると見事な氷柱となってあらわれ、上から突き刺さるような感じで尖った先端がこちらを向いている状態がみられる。普段激しく落ちる滝が、時が止まったような氷柱となり、夏と冬では全く対極する景観となる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/3/7


知多 平泉寺 Chita Heisen-ji 

Jp

 知多半島の阿久比町にあるのが、知多四国霊場一六番である平泉寺(へいせんじ)である。天長七(830)年、淳和天皇の勅願により慈覚大師円仁が創建したと伝えられる。
 本尊は不動明王で、尾張不動尊として信仰を集めている。不動明王立像と毘沙門天立像は中心一木造り彫眼の像で、県指定文化財に指定されている。また、阿弥陀如来像は仁平三(1153)年の在銘仏で県下最古のものとなり、同じく県指定の文化財になっている。
 文治元(1190)年旧暦八月一五日に、源頼朝が野間の里(美浜町)にある父・義朝の墓参りのあと、尾張不動尊に国家安泰などを祈願したといわれる。
 そして墓参りの帰り道、中秋の名月が美しかったので、坊内を大乗坊から円月坊と呼ぶよう命じたと伝えられている。
 

 
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/11


檜原村 五社神社 Hinohara-mura Gosha-jinja 

Jp

 檜原村五社神社(ひのはらむらごしゃじんじゃ)は、東京都西多摩郡の檜原村に鎮座する古社だ。
 不動明王を中心に、降三世(ごうざんぜ)明王、軍荼利(ぐんだり)明王、大威徳(だいいとく)明王、金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王の五大明王が全て揃っている全国でも数少ない神社である。
 また、境内には木造の一木造りによる蔵王権現立像や不動明王立像があり、損傷は見られるもののこれらは平安時代の彫刻といわれており、東京都の重要文化財に指定されている貴重なものである。
 本殿までは長い石段が続いており、登って行くと杉木立に囲まれた、静寂な空気の中に佇む神社が見えてくる。
 静かな境内を散策し、歴史と信仰のたゆまない流れに思いを馳せるのも良いかも知れない。
 九月の第二土日には例祭が行われて人里獅子舞が奉納されており、いつもの静けさとは違った、賑やかな境内も楽しむことができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/10


碁石山 浪切不動明王 Goishizan Namikiri-fudoumyouou 

Jp

 碁石山(ごいしざん)は、香川県小豆郡小豆島町の岩窟内にある真言宗の寺である。小豆島八十八ヶ所霊場第3番札所とされる。
 開基は不詳で、伝説では行基菩薩によって開かれたと言われる。
 安永三(1774)年、下野国の人である一翁道夢居士が、この岩窟内で念仏を唱えながら入定したとされ、岩窟内には、祈願の為の宝篋印塔(ほうきょういんとう)がある。
 浪切不動明王(なみきりふどうみょうおう)は、この碁石山に安置されている本尊である。
 海難事故を防ぐ不動明王としてはるか昔より、漁師や海運関係者に広く信仰され、多くの危難を防いだと言われ、弘法大師も止錫したと伝えられる。
 1番札所の洞雲山、3番札所奥の院の隼山とともに、験者が修行した道場とされている。
 碁石山の浪切不動明王は、地元の人たちから浪切さんと呼ばれて親しまれている不動明王像である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/3


高知 青龍寺 Kouchi Shouryuu-ji 

Jp

 四国霊場第36番札所である青龍寺(しょうりゅうじ)は、唐の国の青龍寺で修業された弘法大師が、師の恩に報いるため建立されたといわれる。
 寺名の由来は、はるか東の空に向かって独鈷(どっこ)を投げると、裏山の松の木に舞い降りた。そこでこの地にお寺を建て青龍寺と名づけ、山号を独鈷山と呼ぶようになった。
 本尊の波切不動明王(なみきりふどうみょうおう)は、大師が入唐の折、暴風雨に合い、風波を切って静めたとされる不動明王の像を刻んだとされるもので、現在でも海上安全の祈願をしてから出航する習わしが残されている。
 200段ほどの急な石段を上り詰めると、正面に本堂がある。左手は大師堂、右手には薬師堂と、横一直線に配置される伽藍配置(がらんはいち)という様式が取られており、唐の「青龍寺」と同様の様式が用いられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




高知 岩本寺 Kouchi Iwamoto-ji 

Jp

 四国霊場第37番札所である岩本寺(いわもとじ)は奈良時代、行基が聖武天皇の勅願により高岡神社の別当寺として造立したものとされる。
 天正年間(1573~1592)の兵火によって焼失、その後釈長僧都により再興され、寺名を藤井山・岩本寺と改め現在に至る。
 本堂は昭和五三(1978)年の再建で、格天井には壇家を中心とした人々によって奉納された極彩色の板絵、575枚がはめ込まれており、阿弥陀如来、観世音菩薩、不動明王、薬師如来、地蔵菩薩の五体の本尊がある。
 寺には、一年に三回実るといわれる「三度栗」や、旅の女性を安産に導いた「子安桜」など、弘法大師ゆかりの七不思議が残されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/12


八王子 真覚寺 Hachiouji Shinkaku-ji Shinkakuji Temple in Hachioji

Jp En

 八王子の真覚寺(しんかくじ)は、東京都八王子市散田町にある真言宗智山派の寺である。本尊は、不動明王。多摩四国八十八ヶ所71番札所とされる。
 応永一八(1411)年の創建で、白鳳時代の作である寺宝の薬師如来倚像は、市の有形文化財に指定されている。
 境内にある心字池周辺にはアジサイが多く、六月中旬には見頃となる。
 また、三月中旬からお彼岸にかけて産卵のために多数のヒキガエルが集まる事で有名である。今では少なくなったが、かつて数万匹に及んだともいわれるその様子は「蛙合戦」とも呼ばれた。
 梵鐘と鐘楼は万治三(1660)年に八王子千人同心が奉納したものといわれている。
 八王子の真覚寺は、アジサイと蛙合戦で知られる寺である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数40件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter