千草色(チグサイロ) Chigusa-iro Chigusa Color
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千草色(ちぐさいろ)は、夏に小さな青い花を咲かせる露草の花弁から搾り取った汁で染めた色で、その花の名から千草色と呼ばれている。緑がかった明るいうす青色をしている。
露草のことを千草というのは、露草の別名月草(つきくさ)に由来し、その名が訛ったといわれている。
千草の花は夏の間に野原や道端でもよく見られる花で、朝にきれいに開花し、午後にはしぼむ、日本の夏に風情を添える可憐な花である。その絞り汁の青は、褪せやすく水に遭うと消えてしまうため、友禅染の下絵にも使われる。
京都の丁稚などが身に着けたお仕着せの着物は、藍でごく浅く染められた浅葱色をしていたが、日常的に着古して色褪せた布にまたごく薄く藍染めを重ねていった色を「千草色」と呼ぶようになった。藍は薄く染めると緑がかった色がでるので、露草の絞り汁で染めたものと通ずるものがあったのだろう。
露草のことを千草というのは、露草の別名月草(つきくさ)に由来し、その名が訛ったといわれている。
千草の花は夏の間に野原や道端でもよく見られる花で、朝にきれいに開花し、午後にはしぼむ、日本の夏に風情を添える可憐な花である。その絞り汁の青は、褪せやすく水に遭うと消えてしまうため、友禅染の下絵にも使われる。
京都の丁稚などが身に着けたお仕着せの着物は、藍でごく浅く染められた浅葱色をしていたが、日常的に着古して色褪せた布にまたごく薄く藍染めを重ねていった色を「千草色」と呼ぶようになった。藍は薄く染めると緑がかった色がでるので、露草の絞り汁で染めたものと通ずるものがあったのだろう。
- 名前
- 千草色