NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/24


舳倉島・海女 Hegurashima・Ama Hegura Island and the Ama

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 能登半島の北の海上、約四八キロメートル先にある、絶海の孤島。激しい荒波を受けてその海岸は複雑な入り江や絶壁を持つ。標高約十三メートル。周囲は約五キロメートル。歩いて約一時間ほどの小さな島である。
 かつては夏の漁が行われる時期だけ、対岸の輪島から漁民が移住していたが、今は定住者も増えている。
 海流や地形の関係で、古来から絶好の漁場であり、特に海女による漁は万葉集にも謡われている。
 今もその様子は変わりなく、夏、磯において、たくさんの海女が海に潜る姿を見ることができる。実は、漁業のほとんどが海女によるもので、アワビ、テングサ、ワカメ、サザエが主な獲物である。
 また、日本と大陸を往復する渡り鳥にとってはよい休憩所となり、日本ではここでしか見ることができない鳥も多い。バードウォッチングの日本有数の名所。
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2007/1/22


三重 海女さん Mie Amasan Mie Women Divers

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 三重県には、昔から素潜りで海産物を獲ってくる海女さんが多くおり、海の風物詩となっている。
 終戦直後、三重県の鳥羽・志摩地方には6000人以上の海女さんがいたという。
 その後は漁業資源の減少、価格の低迷、過酷な労働条件などで後継者が現れず、高齢化が進み、今では1300人程となってしまった。
 海女さんが狙う獲物は主に鮑、サザエ、ナマコだが、熟練の技を持つ、ほんの数人の海女さんは、伊勢えびを傷付けず捕獲する事が出来る。
 海女さんが行うこの漁法は、乱獲を防ぐ効果もあり、現代でこそむしろ重宝する方法である。
 三重の海女さんというのは、今を生きる伝統漁法の伝達者であるといえよう。
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伊雑宮 Izawanomiya Izawa-no-miya Shrine

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 伊雑宮(いざわのみや)は、三重県志摩市磯部町にある神社である。主祭は天照坐皇大御神御魂。
 地元では「いぞうぐう」と呼ばれることも多く、他に磯部の宮、磯部の大神宮さんとも呼ばれる。
 伊雑宮と大紀町にある瀧原宮は、伊勢神宮内宮から遠く離れた場所で天照大神の魂を祀ることから天照大神の遙宮(とおのみや)と呼ばれる。
 創立は約2000年前。皇大神宮鎮座の後、倭姫命が御贄地を定めるため志摩国を巡行の際に、伊佐波登美命が奉迎して、この地に伊雑宮を創建したと伝えられる。
 伊雑宮は神田を持つ唯一の別宮でもあり、毎年6月に行われるお田植は、日本三大御田植祭として有名である。
 漁師、海女からも大変崇敬されており、伊雑宮にて「磯守」を受け、身につけて海に入るのが風習となっている。
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