NIPPON Kichi - 日本吉

記事数19件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/7/28


高知 火振り漁 Kouchi Hiburi-ryou 

Jp

 火振り漁(ひぶりりょう)は、高知県四万十市の全長196kmある一級河川・四万十川(しまんとがわ)流域や、全長約125kmの仁淀川などで行われている伝統漁法である。
 火振り漁とは、何艘かの舟が上流側から火を振って鮎を驚かし下の船が張った網に追い込むという伝統的な鮎漁で、昔は大松の灯りで鮎を追っていたという。
 現在は、発電機を川舟に積み照明ランプの明かりと、竹ざおで水面をたたく音で鮎を網に追い込む。川の透明度も高く、仕掛けた網にかかっている魚の姿が船の上から見える。
 仕掛けてから約1時間後に網を引き揚げる。絡ませないように舟を操る船頭と、漁師の手際よさが勝負で、川岸では網を竹竿に掛けて鮎を外す作業を、鮮度が落ちないように川漁師らが黙々とこなす。
 火振り漁は、土佐に伝わる伝統的な鮎漁である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/5/25


留萌のニシン街道 Rumoino-nishin-kaido 

Jp

 「留萌(るもい)のニシン街道」は、かつて北海道の留萌市がニシン漁で活況を呈していた名残を残す番屋(漁家建築の呼称)街だ。
 ニシン漁は北海道独自の漁法をで、松前藩時代から盛んに行われていた漁である。豊漁の時には巨大な富をもたらしたかと思えば何年も凶漁が続く。それでも、夢をかけてニシン漁親方は漁に備えていた。
 留萌のニシン街道の番屋の代表的なものが「旧花田番屋」である。最盛期には18ヶ所の漁場を経営し、500人を超す漁夫を抱えていたと言う。内部は、中央に土間を挟み、贅を尽くした住居部分と板張りの間と寝台が設けられており、漁夫のための住居部分に分かれている。
 他に「旧佐賀番屋」「旧岡田番屋」と特徴のある番屋が続く。往時の施設、ニシン船、漁具とともに生活用品等がそのまま残されており、今すぐニシン漁ができるほどと言われている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/9


瑠璃沼 Ruri-numa 

Jp

 明治二十一(1888)年に起きた磐梯山(1819m)の水蒸気爆発により出来たと言われる湖沼群、五色沼のひとつ。
 大きいものには、秋元湖、小野川湖、桧原湖があり、それらに挟まれた、桧原湖の南東にある数十の湖沼群・地域が五色沼と呼ばれる。
 その中でも、酸性度の強い沼が独特の色味を見せることから、五色沼の名の由来。
 いろんな色を見ることができる「深泥沼」、目をひくようなきれいな「青沼」、五色沼最大面積を誇る「毘沙門沼」、視界を遮る木々が多く、冬以外は見えにくい「竜沼」、鉄サビの成分で赤くなる「赤沼」、1本の柳が立っているのが特徴の「弁天沼」、「フナ・ウグイ・ワカサギが生息し、冬はワカサギ釣りを楽しめる「柳沼」。
 そして五色沼で一番透明度がある「瑠璃沼」である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/6


芦ノ湖 Ashino-ko 

Jp

 芦ノ湖は、神奈川県足柄下郡箱根町にある湖である。最大水深43.5m、平均水深15m。
 神山が約3000年前に水蒸気爆発と火砕流を起こした際、山の一部が大崩壊を起こす山体崩壊が発生し、その結果誕生したカルデラ湖である。
 神奈川県南西部にある県内最大の湖で、早川水系に属し、北部(箱根町仙石原)から流れ出る早川の水源になっている。
 春は新緑とつつじ、夏は湖上遊覧や花火が上がる湖水まつり、秋は紅葉、冬は湖面に映える富士山と、見所には事欠かない。
 ブラックバス、ワカサギ、ニジマスなどの釣りスポットとしても知られ、特に、ヒメマス目当てに遠方からやってくる人も多い。
 芦ノ湖は、リゾート施設が数多くある観光地であり、四季折々の眺めも素晴らしい景勝地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/30


城ヶ島 Jougashima Jogashima Island

Jp En

 城ヶ島は、神奈川県三浦市三崎町にある小さな島である。
 三浦半島最南端に位置する城ヶ島は、約1000万年前の地層で成り立つ島で、東西約1.8km。東西方向に細長い形をしており、周囲4km、面積0.99平方km。神奈川県最大の自然島で、南岸は太平洋に面し、北岸は三崎漁港に対面する。
 多くの地殻変動によって曲がったり先鋭化したりずれたりと、まるで自然の地層展示館のようである。島のいたるところに、むき出しの芸術的な岩が点在する。
 観光地として白秋詩碑、城ヶ島公園(公園50選)、公園のスイセンの花(花の名所100選)、ウミウ展望台、馬の背の洞門、城ヶ島灯台、油壼湾(景勝50選)、安房崎灯台、京急油壼マリンパークと、見所盛りだくさんである。
 城ヶ島は、小島だが歴史は古く、多面的な観光地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/26


津江川の清流 Tsuekawa-no-seiryuu The Clear Tsue River

Jp En

 津江川は、大分県日田市中津江村の中を流れる、筑後川の源流の一つである。
 西は福岡県、南は熊本県に接する境界地で、隣の日田市上津江村とともに大分県内で最も山深い場所である。
 中津江村の中央を流れる津江川は透き通っており、清流は冷たく、ほんのり甘い。
 9つの支流が合流する津江川は、いたる所で見事な渓谷美をみせてくれる。この水の流れを満々と湛える下筌ダムでは、四季折々に自然の美しさを堪能できる。
 ここは筑後川最上流部の鮎釣りの場所であり、最も美味しい鮎が釣れる場所でもある。津江川水系の鮎は、香りが高くて身が引き締まり、脂が乗っている最高級品として知られている。
 津江川の清流は、太公望も喜ぶ澄み切った流れが特徴である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




兵戸渓谷 Hyoudo-kyoukoku Hyodo Valley

Jp En

 兵戸峡谷(ひょうどきょうこく)は、大分県日田市上津江町の、川原川の最上流に広がる豊かな渓谷である。
 兵戸峡谷は標高600mの渓流であり、流れる清流は透き通り、清涼感は抜群である。
 ヤマメ釣りの好スポットとして知られ、釣り場では家族連れでヤマメと格闘する光景が見られる。
 ゴツゴツした岩肌を落ちる瀑布は豪快で、四季の彩りが美しいコントラストを添えてくれる。
 峡谷沿いにはヤマセミやアカシヨウビン、キセキレイなどの野鳥が棲み、バードウォッチングも楽しめる。
 秋にはもみじが満開であり、天気が良ければ、紅葉も銀杏も、全ての木々が光り輝いているように見える。
 兵戸峡谷は、自然と戯れる穴場であると言えよう。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




鮎帰りの滝 Ayugaeri-no-taki Ayugaeri-no-taki Waterfall

Jp En

 鮎帰りの滝は、大分県中津市三光臼木にある、山国川を流れる小さな滝である。
 名前の由来は、山国川を泳ぎ登る若い鮎が、この滝を登ることができなかったことから、と言われている。
 滝幅は10mである。山国川の中で唯一の滝であり、河川敷の中心にあって、小さな瀑状を呈している。
 他の場所にも「鮎帰りの滝」という名の滝は存在するが、この国道212号線沿いに見ることができる鮎帰りの滝は、慎ましい。
奇岩の間を飛沫とともに落流する景趣は大変きれいである。この他にも山国川沿いには奇岩のつくり出した様々な景観を見ることができ、面白い。
 鮎帰りの滝は、知る人ぞ知る密やかな名勝である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数19件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter