NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/18


大笹原神社 Oosasahara-jinja Osasahara Shrine

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 大笹原神社(おおささはらじんじゃ)は、寛和二(986)年の創建とされており、水の神として信仰を集めている。
 日本神話の 須佐之男命(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめ)ほか五神を祀る。
 やや小ぶりな本殿は、応永二一(1414)年に建立されている。
 入母屋造りで、細部に施された装飾は見事、欄間や戸なども美しい。華麗な東山文化の粋を極めている。
 本殿の右には、寄倍(よるべ)の池と呼ばれる底なし沼があり、その昔水不足から御輿を二基沈めて祈願したところ、日照りが続いても涸れることなくたえず満水になっていると言い伝えられている。
 また、この地域は良質のもち米が穫れ、鏡餅発祥の由来から、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。
 昭和三六(1961)年に国宝に指定されている。
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2008/1/8


伊豆沼・内沼 Izu-numa Uchi-numa Izunuma and Uchinuma

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 伊豆沼・内沼は、宮城県の仙北平野の中にある4平方キロメートルの低地湖沼である。
 この地方は比較的気候が安定しており、水が凍りにくい為、ハクガンやシジュウカラガンなど様々な種類の水鳥が滞在する場である。水辺にはヨシをはじめとするたくさんの植物が生息し、水生植物や昆虫類、魚類の宝庫でもある。
 昭和六〇(1985)年、生物にとって貴重な生息地であることが認められ、湿原の保存に関する国際条約であるラムサール条約の登録湿地となった。
 野鳥を観察したり、ハスを眺めたり、日の出時の三万羽のガンがいっせいに羽ばたく様を見ることができる。この羽音は環境省「日本の音風景百選」の一つに選ばれている。
 四季を通じて自然と親しむことができる。
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2007/10/26


イワオヌプリ Iwaonupuri Mt. Iwaonupuri

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 北海道ニセコアンヌプリ火山群
のひとつ、イワオヌプリ(硫黄山)。標高1116mと低い山ながら、山頂からの絶景が評判を呼び、手軽な登山ができる山としてハイカーたちに人気だ。
 山頂まではわずか1時間と、登山では初級者向けの山である。登山開始直後の上り坂がややきついが、登りきると平坦な道が続く。途中、名もない沼やコケモモなどの植物があり、自然の息吹を感じながら歩くことができる。30分ほどで視界が開け、山頂が見えてくる。山頂からは、360度の展望が開け、目の前にアンヌプリが鎮座、その左側には倶知安の田園風景、ワイススキー場、ニセコ大沼と、晴れやかな光景が眼下に広がる。
 イワオヌプリは紅葉の季節が美しい。燃えるような赤と鮮やかな黄色が織り成す眺めは錦絵のようだ。また、冬にはスキートレッキングのメッカとして、上級スキーヤーたちが大勢訪れる。
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2007/10/4


ベンセ湿原 Bense-shitsugen Bense Swamp

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 ベンセ湿原(べんせしつげん)は、青森県つがる市木造館岡に広がる標高約20m、面積約20ヘクタールの広さの、津軽国定公園を代表する湿原のひとつとされる。
 周囲には無数に点在する大小の湖沼があり、その中で平滝沼、大滝沼、ベンセ沼に囲まれた湿原がベンセ湿原である。
 厳しい環境のためミズゴケや植物層が腐らずに堆積した湿原で、6月頃からニッコウキスゲの目に鮮やかなオレンジがかった群落が、絨毯のように湿原を覆い、7月にはノハナショウブの群落で紫色に彩られる。
 海岸のすぐそばにこのような湿生植物群が存在するのは大変珍しく、北海道の北東部と本州ではこの屏風山一帯の湿原に限られており、この見事な花園は、日本自然百選に指定されている。
 ベンセ湿原は、見目鮮やかな花々が咲き誇る景勝地である。
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2007/8/27


多々良沼 Tatara-numa Tatara-numa Pond

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 多々良沼は、群馬県館林市と邑楽町に跨る沼である。
 面積は約80ha、周囲7km、標高20mの小さい沼であるが、冬になると白鳥が飛来する事で有名な場所である。
 11月中旬から100羽を越える白鳥が越冬の為に飛来し、優雅な姿を沼面に映す。
 四季折々に茜色の夕やけに染まる沼は、時に松風を運び、時に富士山を頂き、見る者に喧噪を忘れさせてくれる。
沼内には桟橋が整備され、ヘラブナやバスの釣り客で賑わう。
 沼畔の多々良沼公園は、130mの藤棚や120本の桜などがあり、春になると花が咲き乱れる。
また、太平記ゆかりの地である浮島弁財天は、沼に突き出るような形に位置している。
 多々良沼は、白鳥の姿も麗しい景観の場所である。
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2007/8/16


赤城山 Akagi-yama Mt. Akagi-yama

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 赤城山は、群馬県のほぼ中央に位置する、標高1827mの山である。榛名山、妙義山と共に、上毛三山の一つに数えられ、日本百名山の一つにも選ばれている。
 最高峰の黒檜山をはじめ、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、鍋割山などの山頂を持つカルデラ二重式火山であり、赤城山は、その総称である。
 火口原湖の大沼、火口湖の小沼、高層湿原の覚満渕と三つの美しい沼を有している。

 また、冬期の関東平野に特有の北風、いわゆる「空っ風」は、赤城山の方角から吹くことから、「赤城おろし」とも呼ばれる。
 古くから信仰の対象の山でもあり、地元の人々の間で親しまれて来た。
 赤城山は、群馬を象徴する雄大な名峰である。
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2007/8/15


八郎潟 Hachirou-gata 

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 八郎潟は秋田県、男鹿半島の男鹿市、潟上市、大潟村などにまたがる湖である。
 元々は琵琶湖に次ぐ大きさを誇る湖だったが、戦後1957年からの開拓事業により5分の4が干拓され、規模が縮小され、1977年に竣工した。
 現在は八郎潟調整池と東部承水路、西部承水路に分かれて存在し、三つを合わせた総面積は48・3平方km。。元は海水の混ざる汽水湖だったが、八郎潟防湖水門が出来たため、現在は淡水湖となっている。
 開拓前はうたせ船、氷下漁業などが盛んに行われていたが、現在、淡水化のため漁獲高は減少している。冬場のワカサギ釣り、バスフィッシングなどには適しており、四季を通じて多くの釣り客が訪れる。
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2007/8/2


機織沼 Hataori-numa Hataorinuma Pond

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 宮城県東和町錦織にひっそりと佇む機織沼(はたおりぬま)は、伊達政宗に敗れた葛西一族の悲話を秘めた、かつては人はもちろん舟も入れない古来からの霊沼だった。
 往時、沼の南西の小高い丘の上に湖水城があり、西郡新左衛門が城主であったが、天正十八(1590)年に起こった葛西大崎一揆に葛西一族として参戦、伊達氏との戦いの中、佐沼城で討死する。
 新左衛門の奥方であり、機織の名人だった錦ノ前は知らせを受けるや敵に捉えられることを良しとせず、城に火を放ち、沼に入水してしまう。
 その後、晴れて沼が凪の日には、昼夜を問わず沼底から機を織る音が聞こえ、その音を聞いたものには災いが訪れると言われるようになった。村の人々は恐れ、畔に弁才天を祭った祠を建て錦ノ前の霊を慰めた。以来、機を織る音は聞こえなくなったという。
 そうした戦国の悲話に彩られた沼も、今では年中釣りを楽しむ人で、静かな水面を賑わせている。
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