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2008/6/18


法金剛院 Houkongouin 

Jp

 京都府右京区にある「法金剛院(ほうこんごういん)」は、通称「蓮の寺」と言われており、関西花の寺第一三番霊場として知られている。七月から八月に咲く蓮の花は、極楽に咲く花といわれ、世界から集められた約八〇品種の清楚で華麗な蓮が咲きそろう。
 平安時代初期、この地は右大臣・清原夏野(きよはらのなつの)の別荘だったが、没後、寺とした。その後平安時代後期の大治五(1130)年、鳥羽天皇の中宮である待賢門院の御願により復興し、法金剛院を建立した。
 丈六の本尊「阿弥陀如来坐像」は、像高が二メートル以上もある大作で、仏師・院覚(いんかく)の作と伝えられる。平安時代後期の代表的な仏像として、重要文化財に指定されている。その他、金属工芸を施した「十一面観世音菩薩像」、一木彫の「地蔵菩薩像」など、多数の重要文化財の仏像が保存され、それらは拝観することもできる。
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