北海道の姫沼（ひめぬま）は、北海道の利尻島、利尻郡利尻富士町にある４ヘクタールの沼である。
　原生林の中に静かに水をたたえる周囲１ｋｍほどの神秘的な沼で、利尻岳をほぼ真北から見ることになり、静かな水面に映える逆さ富士が美しい。
　沼を一周する遊歩道では、高山植物やコマドリなど野鳥のさえずりも楽しめ、バードウオッチングには最適。
　姫沼に向かう途中の海岸通りにには姫沼展望台があり、ペシ岬を中心とした鴛泊港と礼文島の眺めが素晴らしい。天気の良い日には、海の向こうに礼文島の姿も見る事が出来る。
　エゾマツ、トドマツの原生林の中にあり、雪渓は６月中旬には無くなる。
　姫沼は、利尻島内の絶景の観光ポイントである。

　浄土平にある吾妻小富士。早春、福島に桃の花が咲く頃、山の積雪も少しずつ解け始め、北斜面に「種まきうさぎ」や「雪うさぎ」と呼ばれる兎の形をした雪渓が見られる様になる。
　昔から地元の農民は、この「うさぎ」を見る事によって春の訪れを知り、苗代に種まきを始めたと言われる。現在では、福島の早春のシンボルとして一般に親しまれている。
　また、「吾妻小富士の下の残雪がうさぎ形に見られる頃になると晩霜の心配がない」という福島市飯坂地区に伝わる天気諺もあり、霜の心配をしなくても良くなるという言い伝えがある。これは吾妻小富士は標高１７０７メートルなので、雪が解け出す１０℃以上の気温になると、福島市では２０℃以上の気温になる為、霜が降らなくなるとされている。