NIPPON Kichi - 日本吉

記事数374件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/10/31


鳶山崩れ tonbiyama-kuzure 

Jp

 鳶山崩れ(とんびやまくずれ)とは、富山県中新川郡立山町にそびえる、標高2616mの鳶山にある大規模崩壊地の事である。日本三大崩れのひとつとされる。
 日本には火山や破砕帯などに由来する脆弱な地質の山地が多く、このような地域で地震や火山噴火、大雨などを誘因として発生した大規模崩壊地が「崩れ」である。
 鳶山には、かつて大鳶山と小鳶山の二つの山頂があった。しかし、安政五(1858)年に発生した飛越地震により山地が大崩壊し、大鳶山と小鳶山は完全に消滅、立山カルデラに大量の土砂が流れ込んだ。
 現在でも大量の土砂が立山カルデラに残っており、流出してしまうと富山平野が土砂で埋没してしまうため、砂防工事が続けられている。
 鳶山崩れは、地殻も地面も動き続けていることを実感させる自然の表徴である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/10/29


生野銀山 ikuno-ginzan 

Jp

 生野銀山(いくのぎんざん)は、兵庫県朝来市生野町にある日本有数の銀山跡である。
 時代は古く、大同二(807)年には開坑され、天文一一(1542)年には山名祐豊が銀鉱脈を発見し、本格的な採掘が始まった。
 江戸時代には佐渡金山、石見銀山と並び徳川幕府の財源的な存在であり、第三代将軍・家光の頃に最盛期を迎えるが、以後江戸時代を通して産出量は減っていった。
 明治元(1868)年から政府直轄運営となり、フランス人技師長ジャン・フランシスク・コワニエらの助力で近代化が進められた。
 明治二九(1896)年には民間に払い下げられ、昭和四八(1973)年、閉山となった。
 現在は、史跡・生野銀山として一般に公開されており、坑道巡りや多数の貴重な鉱物が展示されている鉱山資料館などがある。
 生野銀山は、かつては日本の代表的な銀山であった鉱山跡である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/9/12


三原山 Miharayama 

Jp

 三原山(みはらやま)は、東京都大島町にある標高764mの三重式成層火山である。
 伊豆大島の中央に位置する三原山は、御神火様として昔からあがめられてきた神山で、ハワイのキラウエア火山・イタリアのストロンボリー火山と共に世界三大流動性火山の一つに数えられている。
 安永六~八年(1776~1779)の大噴火、昭和二五~二六年(1950~1951)の噴火、そして昭和六一(1986)年の大噴火と、三度の大規模な噴火によって内輪山から火口原の姿ができた。
 現在は、平静を保ち四季折々にすばらしい景観を見せており、山頂まで延びる遊歩道も復旧され、三原山山頂口付近からは、眼下に元町・海原、そして伊豆半島富士山を望む事が出来る。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/9/5


羽田のお山がけ Hada-no-oyama-gake 

Jp

 羽田のお山がけ(はだのおやまがけ)は、宮城県気仙沼市に古くから伝わる伝統行事である。
 七歳になった男児が上羽田地内にある羽田山に登拝し、無事の成長を祈願するもので、毎年の旧暦八月十五日と十六日に行われる。
 お山がけは、昔から「親子お山をかけるな」といわれており、登拝に付き添うのは男児の父親ではなく、祖父や親戚の男性が務めることになっている。
 お山がけを無事に済ませると、男児を中心に親戚や近所の人々を招いてオフルマイ(お振舞い)を行い、お山がけが無事済んだことを披露し、行事は終了する。
 このお山がけをしないものは一人前の男とみなされず、港町気仙沼らしく沖のりもさせられないという地区もあるほどである。子供の成長過程において、必ず経験しなければならない通過儀礼と考えられており、現在も盛んに行われている。
 七歳の子供にとっては、その頂までの道のりは険しいものかもしれない。しかし、そこには子供が一人前になるための過程が濃いまでに凝縮されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/19


宇和島 篠山 Uwajima Sasa-yama 

Jp

 宇和島篠山(うわじまささやま)は愛媛県、高知県をまたぐ標高1065メートルの山である。
 松山自動車道大州インターから国道56号を一本松方面へ車で105キロほどのところにあり、8合目まで車で行くことが出来る。
 古くから山岳信仰の山であったため、山頂までは参道が続き、途中には観音寺跡、山頂には篠山神社があり、お堂が設けられている。観音寺跡付近には霊験あらたかなように思える巨大な杉の木も聳え立っている。
 篠山は樹齢100年をこえるアケボノツツジの名所としても知られ、また、付近には四万十川を源流とする大渓谷もあり、美しい滝の風景を見ることも出来る。そのため、毎年訪れる人が多い地である。
 
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




間ノ岳 Aino-dake 

Jp

 間ノ岳(あいのだけ)は、静岡県静岡市葵区~山梨県南アルプス市~南巨摩郡早川町にまたがる、標高3189mの山である。日本で4番目に高い山で、日本百名山のひとつに選ばれている。
 甲府盆地からはどっしりとした山容を望め、南アルプスの最高峰である標高3193mの北岳、南にある標高3051mの農鳥岳と並んで、白峰三山とも呼ばれる。高さこそ北岳に及ばないが、山容の大きさでは北岳を上回るといわれている。
 南アルプス北部、白峰三山の真中にあり、山頂、山稜ともに広大で、東面に氷河地形の細沢カールを抱く。7月の中頃になると、カールの底はシナノキンバイの大群落の開花によって黄色く染まる。
 山名は、北岳と農鳥岳の間にあることから付けられたと考えられる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/15


愛媛 高月山 Ehime Takatsuki-yama 

Jp

 愛媛の高月山(たかつきやま)は、愛媛県北宇和郡鬼北町にそびえる標高1229mの山である。鬼が城山系に含まれ、四国百名山のひとつとされる。足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園内にありブナの原生林に囲まれている。
 登山道も整備され、シャクナゲの森、バイケイソウ・アケボノツツジ・ミツバツチグリ・ミヤマカタバミ・ジロボウエンゴサクなどがきれいである。車で行ける登山口からの高度差は300mにも満たず、道はなだらかな登りが続いているので、余裕をもって辺りの景色を堪能することが出来る。少し歩くと尾根筋に出るので、わりと明るく視界もかなり良好であり、初心者~中級者にはもってこいの山といえる。
 愛媛の高月山は、鬼が城山系一の高さと美しさを誇り、森林浴、ハイキングに最適の山である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/13


五十沢渓谷 Ikazawa-Keikoku 

Jp

 五十沢(いかざわ)渓谷は、新潟県南魚沼市清水瀬に広がる景勝地である。
 しゃくなげ湖(三国川ダム湖)の上流にある約6kmの渓谷で、湖の周りには幾重もの沢が連なるのが特徴とされる。
 日本百名山のひとつである巻機山や、金城山、中ノ岳といった美しい山々に囲まれ、今も豊かな自然を残している山である。
 春の山菜からはじまり、夏の川遊び、秋はきのこ、モミジ、ナナカマド、ブナ、カエデを楽しむことができる。特に秋は、視界が紅葉で埋め尽くされて、圧倒されそうなほどの迫力である。
 登山や釣り、キャンプなどに利用され、多くの人たちに癒しを与えてくれる。近隣には、岩肌を撫でるように流れる美しい「虹の滝」が勇姿を魅せる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数374件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter