NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/29

愚陀仏庵 Gudabutsu-an Gudabutsuan 

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 愚陀仏庵は、愛媛県松山市にある夏目漱石ゆかりの史跡。漱石が明治26年(1893年)に英語教師として松山へ赴任した折に下宿、一時期正岡子規が居候していたこともある2階建て住まいだ。現在、市立子規記念博物館と萬翠荘裏に復元・建造されている。
 愚陀仏庵の名付け親は正岡子規。子規の同居時にはここ愚陀仏庵に俳句仲間が集まってにぎわったという。子規が日本派俳句結社「松風会」の会員に日夜、俳句の指導をし、漱石も自らを「愚陀仏」と称して俳句に熱を上げた。当時、文学者として迷いがあった漱石にとって、俳句は格好の自己表現の道標となったのである。
 その後夏目漱石は1905年処女作「吾輩は猫である」を発表。文豪としての道を歩む。愚蛇仏庵は、漱石にとって創作の原点だったのかもしれない。

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住所
790-0001 愛媛県松山市一番町3-3-7
連絡先
萬翠荘
電話
089-921-3711




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