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2008/9/10


疱瘡踊り Housou-odori 

Jp

 疱瘡(ほうそう)踊りは、鹿児島県南さつま市に伝わる郷土芸能である。県の無形民俗文化財に指定されている。藩政時代から踊り継がれてきた古い踊りである。
 治療方法が分からなかった時代、疱瘡やコレラなど、人力の及ばない病気はひたすら神仏に加護を求め、悪疫の終息を願うしかその術を知らなかった事から、これが疱瘡踊りの起源といわれている。
 天然痘が絶滅し、踊りも一時途絶えていたが、終戦後に復活し、今では毎年二月一一日に、地域の行事や花尾神社の大祭などで踊られている。
 踊りは、女性20名程度と歌い手3~4名で構成される、歌のリズムに合わせた静かなもので、踊り手・歌い手とも着物姿で、手には神様を守る力があるという御幣(シベ)を持って踊る。
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