NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/1


禿岳 Kamuro-dake Mt. Kamurodake

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 禿岳(かむろだけ)は、奥羽山脈のほぼ中間にあり、栗駒国定公園の南端に位置する、別名「小鏑山」(こかぶらやま)ともいわれる秀峰である。
 標高は1262mで、宮城と山形両県の境を花崗岩の山稜が南北に走るその雄大な山容から東北百名山にも指定されている。
 鬼首(おにこうべ)カルデラ外輪山の最高峰であり、神室山がすぐ近くに聳え、その右手には鳥海山や栗駒山の大きな山塊が横たわる。
 そうしたことから、山頂からの眺めはまさに360度の大パノラマであり、登山の疲れをあっという間に吹き飛ばしてしまうほどの雄大な景色を望むことができる。
 もちろん、登山そのものにも魅力の多い山で、東面が岸壁状になっており、その急峻な山容から「リトル谷川岳」とも呼ばれ、登山者達の登頂意欲を高めている。
 登山と眺望。秀峰の名にふさわしい楽しみをこの山は同時に与えてくれる。
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2007/7/11


暑寒別岳 Shokanbetsu-dake 

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 北海道北部にある増毛山地。1000mを超える標高を持つ山が連なる山地にあって、その主峰であり最高峰でもあるのが暑寒別岳(しょかんべつだけ)だ。
 標高は1491m。登山道は3ルートあるがどれも長行程で、それなりに気合を入れて挑まないと、なかなかその頂を踏ませてはくれない。
 それでも、この山には毎年、多くの登山者が訪れる。
 「原始の山」という別名を持つこの山の魅力は、なんといっても種類豊富な高山植物と、頂上からの絶景であろう。
 長い行程を楽しませてくれるシマギキョウやミヤマキンバイなどの花々。そしてその締めくくりとなるのが、広大な丘状の山頂台地に咲き誇るお花畑である。
 そんなメルヘンな世界を通り過ぎれば、最後のご褒美、頂上からの絶景が待っている。
 晴れた日には遠く大雪山系や羊蹄山、眼下には雨竜沼湿原が広がる大自然を堪能できるだろう。
 北海道に今も息づく、原始の大パノラマがどこまでも広がっている。
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